某日記

(中期)

平成14年12月11日(水曜日)

最悪に眠い。というか寒い。

MS-Linux

とか書いてみた 。 まあたまにはね。というか、みんな考えるよねぇ。

商売という観点では、 Linux が良いものか悪いものかなんてのは究極的にはどうでもよくて、 結局 Linux というブランドの、市場におけるポジションが単に重要なんだよなぁ。

さも簡単そうに「互換ユーザランド作られておしまい」とか書いたけど、 MacOS X の例を見れば簡単でもないのかもしれないにゃ。 というわけで、ひとつ検討してみては如何でしょう?>ゲイツ様(ぉぃ

うーん

「いま、私が君を殴ったとしても、 これは昨今の犯罪増加要因の一つでしかない。」 。 話を自ら複雑にしておいて、それを他人事のように言うのはどうかと。 しかも、 「別の技術と併用して補ってるからむしろ CCCD じゃない CD より音はいいよ」 と言って論点をずらすし。こういうのを詭弁と言わずしてなんというのか。 まあ、タイトルに持ってきた側が悪いという話もあるけど。

というか、もっと素直な言い方ができるだろう。 実際に言いたいことってのは、 「CCCD では大して音質は悪化しない」ということでしょ。 それなら、「CCCD では大して音質は悪化しない」とだけ言えばいいし、 そのうえでその技術的根拠を示せばいいだけの話じゃないのか? そして、「音質変化の要因をひとつ増やしてしまいますが、 これも産業保護のためなのでご理解ください」とでも言えばいいのよ。

私も技術屋のはしくれなので言わせてもらいますがね、 いつまでも「技術屋の技術バカ」が通用する世の中だと思ったらいけませんぜ。 会社としての公式な発言をする以上、その言い回しにはもっと注意するべきです。

こういうところで技術論を振りかざして取り付く島がない言い方をする背景には、 消費者に選択肢がないのをいいことにした(無意識的な) 傲慢さの発露があるんじゃないのかなぁ。 昨今の CCCD 批判がここまで感情的になってることの 一つの要因は、そこだと思うよ。

HPC 終了

mobio の復活きぼんむ 。 っていっても、もともとモバギとターゲットが重なるから mobio が消えてしまった感じがあるんだけど、もはや N の組織構造が違うから、 モバギが消えたからといってその空白を埋めるサブノートが 出るとも思えんけどな。

あのコンセプトで今風のスペックな中身に入れ換えれば、 VAIO U なんかよりずっといいと思うんだけどなぁ……。 HPC と PocketPC の見極めも遅すぎるし、この辺がやっぱり N だよなぁ……。

平成14年12月12日(木曜日)

ぷちむね。

riorha2

えーと、strings とかしたことのある人には周知のとおり(hahaha)、 某アージュの君望あたり以降の rUGP の音声デコーダモジュール riorha2 ってのが明らかに mpg123 か mpglib のどちらかのソースを使ってるわけだが、 いつの間にか LGPL でこのモジュールのソースが出ていたわけだ。

それをみると「mpglib 由来」って書いてあるんだ。

でもねでもね……君望のころは mpglib って GPL だったんですけどー :D

つーかさぁ、カンニングするにしても、もうちょっと考えてやろうよ……。 なんで strings ごときでバレるようなことしますかね……

zsh

8bit through だけど文字幅間違えます 。 それを気にしなければ問題なし。

平成14年12月16日(月曜日)

金曜日

湯島で宴会。 白眉は生きイカのお作りだが、その他の料理も全般的に美味かった。 あと、日本酒に対する意気込みが感じられるメニューおよび品揃えが好感。

例の三浦屋で 20000 円飲み食いしたメンツが十分満足して 8000 円なのだから安い。また使おう。

土曜日

肉体忘年会。集合に遅れてきてタクシーな俺のほうが、 送迎バス組より大幅に早く着く罠。

生まみれ。スローペースだが着実に量をこなす。

日曜日

うるさいリテール CPU ファンを見限って、大口径低速ファンを購入。

めがやん、にらーんと合流して万世 B1F で炒飯ラーメンセット 980 円税込み。

Y!BB から学ぶ経済学

秋葉とか駅とかで最近うざったいのが、Y!BB の勧誘で、前を通るたびに 「ああ、こんなに営業費かけて、 獲らぬタヌキの皮算用とはよく言ったものだ」 などと思っていたのだが、最近ちょっと考え直した。

Y!BB の勧誘をよーく観察してみると、その販売促進員の多くは妙齢の女性、 もっと言えば、女子大生とおぼしきアルバイトが主だ。 どうもいろいろなところで話を聞くと、 結構近郊のマイナー駅や地方都市などでも盛んにやっているらしい。 これだけ大規模に販促活動をやっているわけだから、 その数は数千人にも及ぶだろう。 仮に 5000 人、月給 12 万と見た場合、 これだけで 6 億円が世の女子大生たちの懐に毎月のように落ちるワケだ。

さて、今の女子大生の 2〜3 年前というのをちょっと思い出してもらいたい。 茶髪にルーズソックス、ガングロな姿を思い出さないだろうか。 そう、彼女らはコギャル世代なのだ。ただでさえ妙齢の女性というのは、 小銭があれば化粧品や洋服、アクセサリーなどを買いあさる傾向がある。 PC オタクが使いもしないマザーボードやら CPU やらを買いあさったり、 エロゲオタクがやりもしないゲームを買いあさるのと同じやね。 閑話休題、ただでさえ妙齢の女性というのはそうなのに、 彼女らは元コギャルなのだ。 世の中の不景気という外的要因や、加齢という内的要因など、 さまざまな理由により引退したとはいえ、コギャルの遺伝子を その身体の内側に抱えているのが彼女たちなのだな。

そこで、彼女たちに小銭を与えてみるとどうなるか。 結果は容易に想像がつく。そう、彼女の不活性化していたコギャル遺伝子が、 ここぞとばかりに活性化するのである。そしてその欲望の矛先が、 化粧品、洋服、アクセサリーなどの購入に向くのは想像に難くない。 タヌキにしてみればハシタ金の 6 億円かもしれないが、 これにより、別業界に 6 億円の経済効果が起こるのは確かなのである。

実は日本の景気が良くなる鍵はここにあるのではないか。 日本経済の信用を支えている個人預金の源であり、 一方でそれだけの巨大資金を凍結させている元凶でもあるところの、 日本のおじさんおばさん連中に「通話料がただですよー」 とワケのわからないまま IP 電話を配りまくって預金を吸い上げ、 その収益をどんどん女子大生たちに貢いではどうか。 そうすればきっと、彼女らはどんどんお金を使う。 彼女らの使ったお金でファッション業界が潤う。 その潤ったお金で、他の業種にもお金がまわりだすということである。

というわけでお母さん、日本のタヌキ君は正義なのですよ。 どんどん無料体験でモデムとか配ってくれたまえ!

………

などと、「獲らぬタヌキの皮算用」とも 「風が吹けばオケケが生える(タヌキの)」とも つかないことを書いてみたが、 論旨から細部にいたるまで冗談なので本気にしないように。

あまりに中傷っぽくてアレなのでルビを消した。 というか、最初からルビないほうが(面白さという点でも)よかったねこれ。

ううむ

非矩形ウィンドウには描画できるくせに、 クリッピングおよびトランスレーションを含んでいる DC へ RC を wglMakeCurrent できない WGL を何とかしてください……

libspt

libspt 。 sptagent という setuid バイナリをキックして、 pty の所有権を変更するライブラリ。

BSD の pty slave に対応する /dev/tty?? は、 普段は root:wheel で 666 に設定されているので、 誰でも pty を扱える反面、そのままだと slave 側に誰でも読み書きできてしまう (ちなみに master 側は一度しかオープンできないのでこの心配はない)。 そのため、xterm とかは setuid root してあって、 この実効権限を使って自分自身で chown とかするわけだが、 セキュリティホールの温床になったりする。

そこで、djb 流みたいな方法でこれを解決するのが libspt なのだな。 もちろん、sptagent がコケると重大なセキュリティホールに なりかねないわけだが、長い目で見れば、 きっと個別に setuid root してまわるよりは安全にできる可能性が高い。 あと、孤児になっちゃう pty とかが防ぎやすい。

というわけで、コードを読んでみたのだが、ちょっと大がかり過ぎるかな、 という印象が無くもない。まあ、その辺はポリシの問題なので 難しいところではある。

夜中

某氏が某 18 禁版サクラ大戦の実況をしていておもろい(実況が)。 「5クリックで両方果てました。リトルモニカの主人公より早いです」など。

その他、噂に違わずすごい出来らしい。 ポリリンにはこの言葉を捧げよう:

エロゲをなめるな
(元ネタ)

いやー、ちょっとやってみたくなっちゃったよ(ぉ

平成14年12月17日(火曜日)

与太話

「BSD ではオープンソースについて誤解している人が多い」 。 なんだろ、これってもしかして、 例の関西方面のイベントの改名騒動の影響かなぁ。 偏見に偏見で返させてもらえば、どうも某金髪氏の物言いがこういう感じで、 その遺伝子を受け継いだ人々がこういうことを言うんじゃないか、 という気はする。 まあ、「Linux には山師が多い」と同じような話だろうなぁ。言ったもん勝ち。

BSD の世界のことは技術的なところしかウォッチしてないので知らんが、 /.J とか見てると、世の中でオープンソースといえば GPL のことだと思ってる人々が少なからずいる、 というのを証明するのはさほど難しくないような気もする。 そういう観点で言えば、その部分集合たる BSD な人々を取り出しても、 単なるトートロジーとして、「誤解してる人が多い」 と言えるかもしれんけどなぁ (人々というのがこの件に関して均質であると仮定すれば)。

ここで言われている誤解というのはどういうレベルの話なのだろう。 「Open Source Initiative が定義している『オープンソース』 の定義を誤解している」 といいたいんなら、まあそういう偏見もありかなぁという気もする。 誰がどういうふうな誤解をしてるのか、 その具体例は示してもらいたいところだが。

でもさでもさ、偏見バリバリなことを言わせてもらえば、 そういうことを言いそうな連中って、 「オープンソースによって得られる福音を BSD の連中が理解しようとしない」 という趣旨で言っててもおかしくない雰囲気があるよな ←冗談なので本気にしないように

ただ、冗談とは言ってみたものの、どうも、 根底にあるのはそういう心理なんじゃないかなぁ、という気はする。 私のまわりには、オープンソースなんて言葉が できる前からフリーなソフトウェアに関ってる人が多いが、 そういう人の中には、 Open Source Initiative のオープンソースというものの定義をちゃんと租借して、 そのうえで「あんなの大っ嫌い」と言ってる人が割といるのよ。 どうも、オープンソース伝道師は、その「あんなの大っ嫌い」 の言葉尻だけつかまえて、なんで嫌いなのか、という理由すら訊かず、 「誤解してる」といってるんじゃないか、という気がしてならんな。

私の場合、オープンソースという言葉をその言葉の意味のままの 広義の意味で使うと便利な言葉なので、安易に使ってますな。 他人から 「exact な意味だけでオープンソースという言葉をつかってくれ」 とか言われても、そりゃあんた大きなお世話だ、と言い返すと思う。 逆に、厳密な議論が必要なところではあまり使わない。 オープンソースの定義を満たすライセンスのインスタンスが多すぎるからね。 それ自体に実体性がないから、厳密性の要求されるところでは使いにくいのね。 結局ライセンスというのは契約文書なので、 厳密性を要求するところでは、個々のライセンスに対する論議、 あるいは、個々のライセンスどうしの比較論議にしかならんのよ。

偏見ついでに言わせてもらえば、私の感触では、 安易にオープンソースの福音を説いてる人のほうが、 オープンソースを誤解してることが多いように思います :D

ところで、opensource.gr.jp って、 ウェブページ見ても理事とか幹事の名前がどこにもないけど、 誰がどういう風に運営してるのかな。想像はつくし、 これ以上調べようとか問い合わせようと思うほどには興味ないけど。

経済学

要するに 、 日本経済を悪化させてる元凶は携帯電話だと(ワラ

まああまり関係ないが、 ドコゾの企業(NTT DoCoZo)が海外投資でカモにされてるというのが、 多少日本経済にも影響を与えてるんじゃないか、という気はしなくもない。 根拠はないけど。

平成14年12月18日(水曜日)

イベント

しかしまぁなんですな、 今年後半の 2 つの BSD 関連イベントを見てわかったことは、 過去のえびぢゅんさんのイベンターとしての働きがいかに優秀だったか、 ということだよなぁ。

まあ、ネタを提供しない人間がそういうこと言うのもアレなのかもしれんし、 そもそも BOF があろうがなかろうが割とどうでもいい人間が そういうこと言うのもアレなのかもしれん。

ネタねぇ…… 「ないわけでもないが、わざわざ出ていって話すようなことでもない」 っていう人は、おそらくいっぱいいるよ。 きっとえびぢゅんさんの優秀なところというのは、 そういう人を見つけだしてきて背中を押せることなんだろうね。

ふむー

M.パタリロラリー参戦 。 乗るのは これ

今日のマック

ブホー

夕方

irc で観戦。やっぱりアレ、 とどのつまり何を主張したいんだかワケワカリマセンデシタ :D

なんか、世の中の「講演」とかって、 こういうのに謝礼として N 万円とか払うんだろうなぁ、 とかそういう印象を受けますた。

ううむ

ふにゅ〜 、 もし買ったら Linux って言いたいだけちゃうんかと小一時間問い詰めて さしあげようと静観していたのに(ぉぃ

平成14年12月19日(木曜日)

そうか

あれギャグだったのか 。 確かにギャグとしてみれば、あの「わけわかさ」もわからんでもない。 雰囲気が読めなかったオレが悪いのか、 わかりにくいギャグが悪いのか…… (基本的に、わかりにくいギャグというのはギャグとして 見た場合にもつまらないことが多い )

でも、中身がなくて面白くも何ともないギャグで 40 分間つながなきゃいけない BOF ってのはねぇ……

専用

痴漢ねぇ…… 。 日本でだけ痴漢がはびこっている根本的な原因の一つというのは、 日本の異常なまでの車両の混雑にあるので、 女性専用車両というのはこの混雑の助長をするという点で、 痛し痒しなんだよねぇ。 まあ、弱者救済という観点では致し方ないことだと思うんだけど、 どうも日本という社会、その手の近眼視的対症療法的解決をしてしまうと、 それで満足してしまう傾向があるのがなぁ。

しかしながらどうも、 マナーうんぬんに性差を持ちこむ思想というのは好きになれませんな。 フェミニズムに毒された方が、よくこういう言い方をしますね。 まあ、ある種のレトリックを使えば 「男の比率が多いから、 事実上『男のマナーが悪い』と言いきっても間違いではない」 んだけど。レトリックというか詭弁やな。

FLASH

FLASH plugin on NetBSD 。 あれは Linux エミュレーションとは全く関係ないです。 .so のファイルフォーマットが ELF なので、 無理やりシンボルの整合性をとって NetBSD/i386 ネイティブな バイナリとみなして動かしています。

で、FLASH6 落として objdump してみたんだけど、

  • feof とか、FILE 構造体の構造に依存している関数が呼ばれてる
  • Xutf8DrawString 使ってるので XFree86-3 だと難しい
  • iconv_open 使ってるので NetBSD だと難しい
  • pthread_* 使ってるので NetBSD だと難しいし、 ここも mutex 構造体とかの内部構造に依存する
てなかんじで、いろいろ難しいかも。

デムパ

デムパ Theo キターーーーーー!!

Theo 信奉者キターーーーーー!! 少なくとも私にとっては、日本で初めて見た Theo 信奉者だよ (というか、要するに OpenBSD スレを頭からケツまで見たのがはじめてなのだな)。 OpenBSD ユーザというのは、「『Theo しょうがないねぇ』ないしは 『Theo うざい』と思ってるものの、 『でも自分の目的に合ってるから OpenBSD 使う』」 ものだと思ってたが、必ずしもそうでもないのね。

平成14年12月20日(金曜日)

週末になると眠さが極限に。

わはは

ぱんつーぱんつー というフレーズが脳内をぐるぐると回ったに違いない :D

ちなみに例のぱんつソングですが、 私はもはやあの程度では全くインパクトを受けませんですはい。