某日記

(中期)

平成15年10月11日(土曜日)

昨日

肉体会。飲んだ食った。

今日

秋葉をブラブラ。

おばけの法則

「世の中おおよそ悪意に解釈すれば何でも敵に見える」という法則がありますな。 私は「おばけの法則」と名づけてますが。

これは、根本的には相手に対する不理解による恐怖の裏返しで、 心理的 FUD (Fear, Uncertainty, Doubt)とでも呼ぶべきものですな。 未知のもの不明確なもの(Uncertainty)に対する恐れ(Fear)が、 おばけ(Doubt)を見せてしまう。 揺れる柳の枝みたいな、どう考えても何の敵意を持つはずもないものが、 見る側のある種の悪意でおばけに見えてしまう。

人間に特有な心理的防衛反応ですな、これは。 こういう状態になると、すべての対象を「敵か味方か」 の二色に塗り分けてしまう。 これは頭が生存本能を発揮してる状態なんですね。 生存本能というのは 「敵の息の根を止めるか、それともこっちの息の根が止められるか」 というそのギリギリのせめぎあいにおいて発揮される本能なので、 そういう思考においては敵と味方とを迅速に二分して判断するのが 合理的とされる。 玉虫色なんてのを考えていたら相手に殺されてしまう (と本人は思いこんでいる)から、 物事をなるべく単純化したほうが望ましい。

まあ、現代でこういう生きるか死ぬかの切羽詰まった状況に陥るというのは そうそうないのですが、人間はその本能を捨てていない。 しかしながら、これはえてして不明確なところでの 判断になりがちであるということに加え、 対話と相互理解を欠いたプロセスに陥りがちなので、 その結果はあまり好ましいことにはなりませんな。 こういう「敵を創り出す思想」が戦争にまで発展した例は、 枚挙にいとまがありませんね。

そういう本能に打ち勝てるかどうかという点において、 人としての理性が問われると思います。 今の世の中、何をするにしてもとりあえず深呼吸をしてからそれをするくらいの 時間的余裕はあるものなので、とりあえず深呼吸を忘れずに。

夜中

部屋が片づかん。

凛々子たんハァハァ……

三姉妹 。 そうか、その手があったか!

平成15年10月14日(火曜日)

連休

土曜。秋葉。

日曜。川崎でごはん。

月曜。ぶらぶら。

そして部屋はいっこうに片づかない。

sokva

hauN の httpd がよく sokva で寝たままになるんだが、なんでかね。

とりあえず、根本的に lock が足りてないような気がするので こんな パッチ はどうですかね。

昼過ぎ

寝坊して遅れて出たら、みなとみらい線の電車が田園都市線で試運転してたな。 ほとんど東急 5000 系の色ちがいって感じ。

そういえば

この辺見て 何かひっかかるものを感じていたのだが、 部屋を片づけてて何がひっかかってたかを思い出した。 つまり、「機工魔術士(1)」がうちに二冊あるという事実だな :D

出た当時に初めて店頭で見て、手にとって表紙を眺めたのだが、 表紙買いするかどうかの当落線上だったんだよな。 で、その時に結局買ってたんだが、 そのあとに別の店に行って買ったことをすっかり忘れて、 やっぱり手にとって、もう一回表紙買いするかどうか悩んで、 結局もう一冊買ってるおれ。

平成15年10月15日(水曜日)

コード書き。本気を出すと捗る捗る。

なんか、コードをガリガリ書くような仕事ってのが最近少ない。 コード書きにはコードを書かせてナンボだと思うんだが、 そういうリソースを生かせてないってのは、客観的に見て単なる無駄。

どっかに、面白いコード書かせてくれる会社はありませんかね。

乳おねえさんまんが

いや 、 全巻とも発売してすぐに買って読んではいるのですが、 1 巻だけ同じ日に二冊買ってるというのがポイントでして :D

改めて 1 巻の表紙を眺めてみて、 表紙買いの決め手は下乳だったのではないかという予感が。 オレにだって……巨乳がいいと思う時も……ある……(キバヤシ風)。

あの漫画の見所:

  • 布で吊られてる(と表現するしかない)ユウカナリアたんの乳。
  • アイたん萌え。
  • 尻。
  • アイたん萌え。
  • ガンガンウィング的には、ノーブラ裸サンタはアウトらしい。
  • アイたん萌え。
  • でも聖水で透けるのはいいらしい。
  • アイたん萌え。
  • ハルヒコのコスプレ妄想癖。
  • アイたん萌え。
  • まなタンに期待。
  • アイたん萌え。

平成15年10月16日(木曜日)

眠い。

夕方

全然やる気なし。

未踏

未踏 。 「未踏に応募して受かったら辞退」 ってのをやろうかと思ったことはありますが :D

それはともかく、事あるごとに 「あんな愚にもつかない酔狂で税金を無駄づかいするのはやめろ」 と言ってる私が未踏でお金をもらうわけがない。 あれでお金を貰うのはプロとしてのプライドを捨てる必要があると思う。 さいわい、私個人はそこまで食い詰めてない。 それに、いろんな話を総合すると、 (あえて「何が」と言わないけど)怪しいよ、あれ。

まー、私が未踏に応募したら、食い詰めたか、あるいは辞退するためだと 思ってください :D

報道はどこまで放任されるべきか

なんか愚痴ばっかやね :D

テロ朝のダイオキシン報道の件、差し戻しらしいやね。 それはいいとして、テロ朝のコメントはやっぱり「報道の自由の侵害」 だから何とかの一つ覚えですな。

あまり誰も言わないんですけど、 そもそも、「報道の自由」ってのを神聖視して、 それが無批判無秩序に行使できるべきものなんだという考えを持つこと自体が、 実はかなり危険な思想だと思うんですけどねぇ。 現代では報道が権力の一つのように数えられているということを考えればですな、 たとえば「軍部の活動の自由」が神聖化され、 それが無秩序に行使される場合と同じくらいには、 危険なことなんじゃないかなぁ。

それに、一般的に言って、近代以降の思想としては、 自由権ってのは基本的に「他人の権利を侵害しない限りは自由」なのであって、 他人の権利を侵すような状態でも放任される自由ってのは、 社会秩序のある限り容認され得ないのよ。

まあそういう観点では、最高裁の判断は基準としては それなりに妥当だと思う。 でも、やっぱり世の中の趨勢は報道に甘いんですけどね。 今回は多くの部分がテロ朝(というか制作会社)の独自取材に依ってたから 一次情報源としてのテロ朝の責任問題になってるけど (あるいは文藝春秋絡みの裁判もそんな感じね)、 二次情報源、つまり、「デマの砲台」としての報道機関の 責任を問うた裁判に目を向けてみると、 ほとんどの国内外での判例では全く責任が問われてないんですな。

今週のチャンピオン祭り

袋とじ祭りキターーーーー!! というか、 クランたんは唯一乳出しが認められてるキャラですか :D~~~~

サーカスチャーリーズエンジェル。添い寝祭りでシスコンの何が悪い! でドッコイ。

萌えメカ沢。骨抜き祭り。 よく見ると後ろ髪が D サブかアンフェノールっぽいコネクタ付きなんだな。

名無しさん。津田島さん萌え祭り。

野球(2)。ょぅι゛ょおしっこ祭り。本編はどうでもいい。

×。善滅(ゼンメツ)祭り。

萌え遊戯王。お兄ちゃん大好き祭り。お兄ちゃん食べると再生するのかよ :D

姫。まてまてぇーぃ祭り。どこをどう突っ込んだものか :D

平成15年10月17日(金曜日)

昨日

美鳥たん(4)でハァハァ。

今日

このところ大村憲司の CD を探しても全然見つからないので、 何でかなとちょっと考えてみたところ、 ふと YMO のところに置いてあるんじゃないかと思い当たる。

しかし、うっかり「ワ」行のところを調べてしまう罠。 で、「イ」行に戻って YMO のところを見たら案の定そこにあった。

つーか、YMO 絡みで再発されたからって YMO のところに置くなよ :D

平成15年10月19日(日曜日)

昨日

BSDCon-jp でしゃべる。BoF が BoF らしくてよかった。 でも、あの形態だと酒が欲しくなるな :D

今日

ぶらぶら

select, poll, kqueue

select は論外として、 poll と kqueue の違いで一番大きいのは、 機能うんぬんよりもそのセマンティックの違いだろうな。 この辺は、どうも kqueue の manpage を見てもわかりにくいんだけど、 一回使ってみればわかる。

つまり、poll が入出力を一つの構造体の配列として表わすため、 イベントが発生したデスクリプタを探し出すためには、 poll 構造体の配列を先頭から順番に舐めないといけないのに対して、 kqueue では入力と出力が独立した構造体の配列になっているため、 出力側の配列に発生したイベントだけが詰めて格納されるようになってる。 「常に、ほとんどすべてのデスクリプタでイベントが発生している」 という(あまりありそうにない)ケースでは、 データのコピーが発生しない poll のほうがパフォーマンスは良いのだが、 あまり同時にイベントが発生しないケースでは kqueue の方が良い。

特に、計算量という観点で見れば、非常にモデルを単純化すると、 poll では監視するファイルデスクリプタ数とイベント数のほぼ積に 比例した計算量が必要になるのに対して、 kqueue ではほぼイベント数に比例した計算量となる。 典型的には、監視デスクリプタの数とイベント数は ほぼ比例してると見なせるため、簡単に言えば poll は O(n^2) な方法、 kqueue は O(n) な方法ってことですな。

難を言えば、kevent 関数に登録とポーリングを詰め込んでるのが気持ち悪いので、 kevent_change と kevent_poll みたいに分けたほうが良かったのもしれず。 まあこれは、システムコールの数を減らしたかったんだろうし、 使う側で分けて使えばいいだけの話だけど。 逆に言うと、登録とポーリングを同時に行うのは、 あまり良いスタイルではないかもしれないですね。

kqueue は上みたいな利点もあるし、 イベント構造体に udata っていうクロージャを持たせられるし (これがないと上の利点を生かせないケースがあるし、意外と便利よ)、 何より受けられるイベントが豊富でしかも拡張可能だったりと、 いろいろ嬉しいのでみんな使いましょう。

あんまり面白くないけど、何より簡単で上記のエッセンスがつまったサンプル:


平成15年10月20日(月曜日)

X-TT バックエンドの安楽死

ナイス 。 X-TT バックエンドを延命させるには、 少なくとも freetype2 に対応させる必要があるのだけども、 まああまり実りの多い作業には見えないし、 いっそのこと既に freetype2 に移行している xfsft バックエンドを使って、 上だけ互換性を取ってしまったほうがいろいろと良いでしょうな。 個人的には TTCap もさっさと安楽死させて欲しいんだけど :D

Juliusz 君、その反論はあまりにアレだと思いまーす 。 一応、XFree86 の方針として「技術的に良いか悪いか」 がパッチ受け入れの条件であって、 「コアフォントを殺すべきかどうか」 という政治的判断はそれとは無関係であるべきだったんじゃないかなぁ。 その方針が良いかどうかは別として。

まあ私も過去に似たようなことやってるから口出さんけどね :-)

夕方

価格調査してきたよー