.どうも WinSock の SO_REUSEADDR は、 4.4BSD の SO_REUSEPORT に相当するらしい。 重複して bind できちまう。使えねぇ。 .SO_REUSEADDR を使いたい理由は TIME_WAIT 除けなのだが、 私の使っている Windows2000 だと SO_REUSEADDR 付けなくても TIME_WAIT な残滓が残ってるポートに bind できるから、 実は単に SO_REUSEADDR しなければいいだけだったりするのかのう。 でも、Windows はバージョンによってこの辺の動作が違う 可能性があるから恐いのう。 .真面目にやるなら、SO_REUSEADDR 付けといて、 IP Helper の GetTcpTable() を使って重複 bind をチェックするのかのう……。 って、IPv6 非対応かよ。 Windows Tip: Windows does allow address reuse anyway after a listening socket is closed. If you set the SO_REUSEADDR option windows allows multiple binds to the listening socket which is probably not what you want.がある一方で、 Winsock Programmer's FAQ を見る と、 Problem: Often my calls to bind() fail when I try to re-bind to a port that I was just using. What's wrong?などと書いてある。 .つーわけで、timewait.c というプログラムを作って 放置 。 なんと、NetBSD は TIME_WAIT なコネクションが残ってても bind が成功する(FreeBSD は EADDRINUSE になる)。 Windows2000SP4 も成功。 |
.メイデンブリーダー 2 をやった。 .「こいき七変化!!(4) / もりちかこ」 を半分読んだあたりで寝落ち。 |
.仕事が忙しい。納期は今日一杯。 .ここ数日やっていたことは、設定パネルとして出来上がっているものを 状態変化の表示パネルへと適用させることなのだが、もともとが 「引数渡す→ダイアログ作る→ユーザに GUI で設定してもらう→結果を返す」 という形のコードなので、当然のことながら状態変化の表示には適用できず。 .まあ、ダイアログモジュールという形でそういうことを実現しようとすると、 多少デザイン上のコツが必要になる気はする。 ダイアログの内容を呼び出し側から変更できるようなタップを出しておいて、 コールバックとかでごにょごにょするように変更。 役割分担があまり厳密ではないけど、いわゆる Observer パターンの一種。 元のコードがほとんど跡形もなく消え去るのであった。 .しかし、そうやって新規のコード書いてる間にも 別のバグ修正をしたりしなければならなくて専念できん。 別のコードをいじると、元のコードに集中しなおすのに時間がかかるので、 思ったよりも時間をロスするんだよな。 .私しかいじれないコードの比率が多いという現状は好ましくない。 「私しか知らないコードだから」という理由ではなくて、 「他に人がいない」という理由なので割とどうしようもない。 まあ、トータルの仕事量として見ると大したことはないので、 どちらかといえば短期間にいろんなことが 集中的にスケジューリングされた時に立ち行かなくなるのが困った点。 .そんなこんなで、結局入れたい機能が一部入れられなかったな。 ちゃんとテストする時間すらないのが困ったもんだ。 特に今回は、最初からテストが工数に入ってなかったので以下略。 |
.ssh のリモートフォワーディングって、 リモート側で listen port の bind に失敗しても、 それをローカル側に通知する仕組みが存在しないんだな。 どうも ssh ってプロトコル的に今ひとつやね。 |
.しかし、「役所はどんなにこき使ってもタダ」というのは嘘だ。 役人の給料も、役所の出す助成金も、天から降ってくるわけじゃあない。 まあ深く考えずに言ったのだろうけれども、 しかしながら役人のコスト感覚のなさを象徴してるような気はする。 市民のほうも、「使えるものは使わないと損」という考え方で、 たとえば(極端な例だけれども)スリキズで救急車を呼ぶようなことをやってると、 それはそのうち自分のクビを絞める。他人を巻き込んで。 |
.「仕事中になにやってんの」と図星を突かれ fusianasan 逆ギレ 。 とりあえずガイドくらい読め。 そして、半年 ROM れ。 .「この穴覗くべからず」と注意書きがしてある穴を覗くと、 穴の向こうに「馬鹿が見る」などと書いてあるというような 古典的なイタズラがあるけれども、 それにひっかかって怒るのがいかにみっともないことか考えてみるといい。 それと同種のみっともなさを感じずにはいられない。 一言で言えば「大人げない」。 .まあ、いかに下らなくてもイタズラはイタズラなので、 それ自体はあまり好ましいことではないと思うんだけれどもさ。 そんなこたぁ言うまでもないやね。 しかしながらこういう場合には、 イタズラを仕掛けた相手に対して怒るのではなくて、 そんな下らないイタズラにひっかかってしまった 自分の不甲斐なさに対して怒るのが、 日本の伝統的な大人としての分別だと思うのだけれども。 もはやそういう美徳観は存在しないらしい。 |
.「Holy Brownie(3) / 六道 神士」 を読んで寝た。あいかわらずの禁輸出っぷりがすがすがしい。 |
.「Honey(7) / 橘 裕」 「三日月パン / ささだ あすか」 を読んで寝た。Honey で荒んだ心が三日月パンで洗われる感じ(ぉ。 |
.四峰ある漫画の山の標高が軒並み 160cm を超えて、 妹が生き埋めによる身の危険を感じるほど(←?)になったので、整頓。 もはや部屋に物を納めるだけのスペースが残ってないので、 物を充填しなおしてスペースつくるところからスタート。 しかし、標高を 90cm に減らすのが限界であった。 .「地球行進曲 / 林 みかせ」を読んで寝た。 白泉社といえば「ぼく球」以降「地球」 という単語から逃れられない運命にあるようで、 あさりよしとおですら逃れられていない (1)(2)。 そんなことはどうでもいいけど。で、件の地球行進曲、 話はまあまあ好き。もう少しユニークさがあるといいかもしれないけど、 そのへんは今後に期待ということで。 |
.「電子レンジが電源周波数に依存するのはなんで?」 という話が irc で出たのでぐぐったら 見つけたページ 。 いいなぁ。将来が有望な 15 歳だ。 .ちなみに本題のほうは、上のページにでてる回路図を見るかぎり、 昇圧用のポンプ回路が交流でドライブされてるから、 そこで影響を受けそうだなぁ、という感じ。 |
.Subversion をざっと眺めてみた。俺的にダメな点:
.1 と 2 はともかくとして、3 と 4 は task list には挙がってるから (これと これ) それを待つのかねぇ。3 はバックエンドはできてるけど設定する方法がまだない。 最低限 3 さえクリアできれば手元のリポジトリは移行しても良いかも。 |
.「反社会学講義 / パオロ・マッツァリーノ」 6/20 発売。 本家より。 |
.NetBSD のファイルエントリとファイルデスクリプタまわりのソースを 読んで解説文書なんてものを書き起こしてるのであった。 それにしても file(9) と filedesc(9) って激しく使い物にならんドキュメントやな。 まあ、それが書き始めた動機なんだけど。 .ところで、NetBSD って filedesc 構造体がインターロックを持ってないのだけど、 これって fdrelease(9) と fd_getfile(9) が 同時に呼ばれたときに破綻しませんかね? つまり、
.あ、ジャイアントロックだからそもそも 2 でコンテキストスイッチが 起こりっこないので破綻しないのか。 |
.「文化財を“標的”にしたのはWinnyか 」。 一つ気になったのは次の点: しかし、記事中で紹介されたようなデジタルアーカイブのデータにはやはり相 当の対価を支払うべきだと思う。文化財の所有者との交渉やスキャニングなど、 データ化にかかる人手とコストは相当なものだろう。「本来は著作権フリーだ から」という理由でこうしたデータを自由に流通させてしまうと、今後は敢え て高品質なデジタルアーカイブを提供しようという企業は現れず、結局は私た ちが不利益をこうむることにもなりかねない。これはいわゆる額に汗理論というもので、 著作権はこういうのは対象としてないんですね。 .しかしながら、言っていることには一理あると思う。 「額に汗」の結果もある程度は保護の対象とするべきなんじゃないかなぁ、 という気はする。ただ、著作権でカバーするべきではないと思うけど。 なぜなら、著作権というのはあくまでも「表現」を保護するものだから。 「データ化」の一体どこに「表現」が含まれるのか。 .そういう意味ではプログラムもそういうものの一つだと思う。 ゲームなどのように「プログラムを使って何かを表現する」 ということはあったとしても、 プログラムそのものは「(仮想的な)装置」であって「表現」ではない。 まあ、表現するという意図をもってプログラムを組むことは可能だろうが、 それはどう考えても職業プログラマに求められている仕事ではない。 いずれにしろ、多くのプログラムは「著作」と呼ぶに値するような 「表現」を持っていないし、そんなものは必要とすらされてないのは確かで、 したがって私は、プログラムを著作権法で保護するというやり方は 場当たり的なものに過ぎず、改善されるべきものだと思う。 .まあ、「著作ではないから保護は必要ない」ということではなくて、 あくまでも「著作権とは別の考え方で保護すべき」ということですね。 .結局のところ、 本来「額に汗」への対価を保証するための権利が必要なところで、 変な理屈をつけてそういう性質の物まで著作権の対象とするから おかしくなるんじゃないかという気はする。 著作権の必要性の根拠として臆面もなく額に汗理論を展開する人がいるのも 頷けるわけです。やっぱり、感覚的に変な法律というのは、 放っておくとどんどんおかしなことになってゆくものなのでしょう。 |
.がははは 。 エロゲオタきもいよー。しょせん虚構の話なんだから、 サオ付いてようが付いてまいが笑って or 呆れて済ませる程度のことであって、 怒るほどのことでもあるまいに。 げに食い物とオカズの恨みは恐ろしきかな。 .まあ、BBS なんて置くのが悪いという気もする。 企業が BBS を置いても、大してメリットがない割にデメリットが大きすぎるやね。 BBS は反感持ってる人間が一人でも簡単に荒らせるからリスク管理がでけん。 公式が荒れてると印象悪いし、削除や閉鎖しようものならさらに印象が悪くなる。 多くの場合、軽い気持ちで置くのならば最初から置かないほうがマシだろうな。 .あれだ、TinkerBell はお客様の需要を汲み取って、 「夢オチパッチ」を作って配るというのはどうでしょう。 火に油を注ぎそうですけど :D |
ACCSは今回の仮処分申請のほか、実際にイベントで個人情報を開示された3人 とともにoffice氏を相手取って損害賠償訴訟も起こしているが、ネット上で個 人情報が流出してしまった場合の責任問題を解決するにあたっては、1人ある いは1件につきいくらの賠償金を支払うべきかといったこれまでの議論以外に、 今回のような監視義務についても法律の場の中で考えていく必要があると指摘 している。他人事のように言っているけれども、 もちろん個人情報の管理がちゃんとできていなかった ACCS が果たすべき責任も考えてゆく必要があるわな。 今回、office 氏が行うべきとされた監視義務については、 ACCS も半分その実施義務を負ってしかるべきだろうと思う。 |
.「「ぼったくり」「氏ね」はどこまでが表現の自由? 」。 記事を読むかぎり、 管理者がある程度モラルをもって管理して機能してる掲示板のように見える。 管理者に責任があるとすれば、 せいぜい「ひどい中傷」の削除なんじゃないだろうか。 確かに線は引きにくいけども、まあ基本的に管理者の裁量に任せるべきだわな。 それ以上を要求するのは行き過ぎだろうね。 そういう書き込みを消すのは、掲示板としての機能を維持するためにも必要だし。 一方で、それすらできなくなったら閉鎖という選択をすべきだというのも、 個人的には管理者のモラル的な責任だとは思うけど。 .ところで、言論の自由というのは単に「(中傷や煽動を除けば)何を言ってもいい」 ということだけを意味しているのではなくて、 「発言権がみんなに(ある程度)平等に与えられなければならない」 ということも意味していますな。 何を言ってもそれが他のプレイヤーの耳に入らないような状況は 言論の自由が満たされているとは言えないわけです。 したがって、もし仮に掲示板の管理者のような立場の人間が、 「何を言ってもいい」という意味での「言論の自由」を持ち出すのであれば、 その瞬間に「平等な発言権の確保」 という責任を負うことに同意したことになるんじゃないかという気はする。 .で、件の掲示板に関しては「機能している掲示板」のようですから、 「発言権がある程度みんなに平等に与えられていること」 という条件は満たしているように見えますな。したがって、 たとえば「個別は1時間で確か8000円。はっきりいってぼったくり」 というやや主観的な書き込みに関しては、 学校側は同じ言論の自由の土俵に立って、 それが「ぼったくり」ではないという客観的根拠を 示すことで対抗するべきでしょう。 値段決定には(少なくとも建前上は)常に何らかの根拠があってしかるべきで、 もしそれを示せないのならば、 それは単なる無能か消費者に対する不誠実ということになるでしょう。 .もはや、無言であぐらをかいていれば良い、 という時代は終わったのかもしれませんなぁ。これはこれで、 特に個人にとってはえてして苛烈なことになりかねないので 喜ぶべきことかどうか難しいところですが。 .少なくとも現代日本では好むと好まざると 「言論の自由」というものがみんなに付与されてるので、 自分だけ「そんなもんは認めない」と言っても無駄なんですな。 もちろん、自由権を行使するかどうかはまさしく各人の自由なんですが、 しかしながら他人の「言論の自由」の行使をやめさせることはできませんから、 このような他人の自由行使によって自分に不利益が起こるような場合には、 多くの場合自分も「言論の自由」で対抗することを半ば強制されるわけです。 自由というものはなかなか逆説的ですな。 まあ、嫌でも「言論の自由」というものとつきあって行かなければならない以上、 そういう意識を持って「言論の自由」というものをちゃんと機能させるのが 結局は大切なことなんじゃないかと思う。 |
.「知財における前近代的労働観を捨てよ 」 ふむ。 .人の頭さえあれば何もないところから発明が生まれるかというとそうではなくて、 特に職務発明は多かれ少なかれ会社のリソースを使って実験などをした 結果生まれるものだ、という視点が抜けてる気がするんですが、どうなんでしょ。 .実際のところ、あれだけ知財でボロ儲けしてるアメリカにしても、 職務発明の対価という観点でみれば、莫大な金額の報奨金が従業員に対して 出てるわけではないんですよね。 少なくとも日本のように 200 億というような判決が出たりはしない。 せいぜい 100 万とかそういう単位。 ただ、アメリカの場合は、 雇用契約で事前にしっかりと権利継承とか報奨金について規定するし、 優秀な人材にはそれ相応の給与や ストックオプションのような形でちゃんとお金を出すんですよね。 .そう考えると「知財における」というのは本質的にはどーでもよくて、 知財に限らず前近代的な日本の労働観を捨てろよ、という話のような気はする。 ちゃんとした、 対等な雇用契約関係を結ぶところから始めないといかんのだろうねぇ。 あえて日亜化学訴訟に批判的な見方をすれば、 あんな後出しジャンケンみたいな請求訴訟が起こってしまうこと自体が 前近代的ですわな。 |