某日記

(前期)

平成17年1月2日(日曜日)

ことよろ

いきなり 1/1 の更新をすっぽかすあたりに、 何かこう今年一年の計を暗示してるようなそんな予感。

昨日

ごろ寝モード。

なんか兄妹もの(というか父母兄妹四人家族もの)の CM が流行ってませんか? お兄ちゃんお兄ちゃん連呼されてちょっと照れる。

読むものが尽きたので再読モード。 本棚の取り出せる場所にあった 「おばあちゃんはアイドル(1) / 菊池 久美子」 「おばあちゃんはアイドル(2) / 菊池 久美子」 「おばあちゃんはアイドル(3) / 菊池 久美子」 「おばあちゃんはアイドル(4) / 菊池 久美子」 を読んで寝た。終わり方が消化不良よね、やっぱり。

今日

初詣。神田明神は妙に参拝者の列が整っていた。末吉。 秋葉は量産型巫女が各地に配備されていた。 浅草寺は機動隊による参詣者パケット化が成功していた。 どこに行っても例年より人が多くて辟易した。

こないだ長野行ったときに買ってきた 戸隠そば(株式会社おびなた製)がうまかった。 というか 1/2 にしてやっと年越しそばを食う我が家。

平成17年1月3日(月曜日)

昨日

再読モード。 「透明な鳥 / 夏蜜柑」 エロ漫画として見たら今ひとつだけれど絵は悪くない。 それにしてもこの人最近どうしてるのかな。

今日

映画に行こうと思っていたが起きたら夕方だったので断念。

平成17年1月4日(火曜日)

昨日

再読モード。

いちご実験室 / 山名 沢湖」 山名分を補給。

そらのひかり / わかつき めぐみ」 わかつき分を補給。 これを読んだら「夏目家の妙な人々」 も読むべきなのだが、こっちは山の中腹にあるので見えてるのに読めない罠。

今日

ドトールでマターリ。

夜中

どうも firefox-1.0 にしてから TBE の 「現在のタブを閉じたときの挙動」を「直前に選択していたタブ」 に設定すると不思議な挙動になるのでいろいろ試したが駄目。

FLST エクステンションを入れてみたが TBE とは共存不可の模様。 TBE そのものを捨てることを考えたが、代替物はどれもいまいち。

しょうがないからデバッグ。どうも content/tabextensions/tabextensions.xml の中の select ハンドラにある

if (!('mTabContainer' in this) ||
        event.originalTarget != this.mTabContainer) return;
という 2 行をコメントアウトすると期待している挙動になるのだけれども、 この手の sanity check を外して常にちゃんと動くかどうかはわからん。

ふと思い出したが

「ここで演りたいのじゃよー!! わしらのロックってやつを!!」 はサンボマスターの歌詞にありそうだけどもさにあらずモテモテ王国。ぎゃわー。

ぐる

がはは、さすがねたち 。 固いことをいえば以下略なんだが、 でも犬のほうがよっぽど人間より大人しかったりしてな。

そういえば 1/8 に常磐線乗るよたぶん。起きれたら。

平成17年1月5日(水曜日)

昨日

再読モード。

いちばんいい笑顔あげる / 新井 葉月」山名分を補給。

今日

新年最初のお仕事は Mew-4.1 インストールと bsfilter インストール。

spam ばっかり食わせたら全メールを spam 判定する華麗なるフィルタが構築されたので、 手で 1000 通ほどハムを食わせてやったらそれなりにまともになった。 バランスの良い食事を心がけましょう←間違い

しかし、「デフォルトで全メールに D をつける」で十分な気もしてきたぞ(ぉ

スレッド表示も速いし未読管理もばっちりだな。 get 時の自動マーク機能も付いたし、 これで家でもウンコ procmail を捨てられるかもしれないな。

平成17年1月7日(金曜日)

一昨日

カンフーハッスル観た。無駄に CG を使っていたりして良いし、 何気にカンフーアクションとしても正統的だ。

昨日

特記事項なし。

今日

プライバシーマーク研修。つまらん。めんどい。あほくさい。

プログラミング言語は思考を規定するか

自然言語における「言語は思考を規定する」的な考え方は、 反論はあるもののそれなりに頷ける部分がある。 そういう素朴な考え方をそのままプログラミング言語にも 当てはめようとする人が存在するが、しかしながらそれは短慮というものだろう。

両者の違いとして一番大きいのが、自然言語でいうところの「言語」と プログラミング言語でいうところの「言語」 は一対一対応した概念ではないという部分だと思う。 後者は、むしろ前者における「文法」に対応する概念であって、 基本的に「語彙」というものは含んでいない。あくまでも「基本的に」だが。

自然言語において「思考を規定する」というのはどういうことかと考えてみれば、 一番大きいのは文法ではなくて語彙ということになると思う。 思考への影響という観点では、 語彙というのは結局は「概念」を「言葉」へとマップしたものであって、 つまりは「概念の引き出し=語彙」という側面において、 言語は大きく人間の思考に影響しているのだと思う。 もちろん、文法の影響が皆無かといえばそんなことはないだろうが、 やはり大きいのは語彙のほうであろうと思う。

プログラミング言語においては、 確かに言語自体に構造化指向とかオブジェクト指向のような香りづけを なされていることもあるし、 その影響が大きくないということもないとは思うが、 少なくとも末端のプログラマに対してはそういう部分からの影響よりもむしろ、 言語をとりまくフレームワーク(ライブラリやミドルウェア、ツール群) のほうがよっぽど思考に影響を与えているのではないだろうか。

一方、そのフレームワーク自体を構築する人間に対しては、 プログラミング言語自体のフレーバーの影響は大きいと思う。 たとえば、STL みたいなものはテンプレートの概念があって初めて生まれてくる。 でも、必ずしもそれだけではない。 プログラミング言語は存在するために存在するわけではなくて、 必ず使われるために存在する。 したがって、その言語を使用する人間の目的によってライブラリやツールの 形態というのはおのずと変わってくる。 また、同じ目的をもった独立した二人の人間に対して ある同一言語の裸のコンパイラを渡したとして、 彼らがこのコンパイラの上でどういうフレームワークを 構築していくのか考えてみると、 きっとお互いに全く異なるものが出来上がるだろう。 そして彼らの弟子たちは、 それぞれの師匠が構築してきたフレームワークを受け継ぎ、 そしてさらにその弟子がそれを引き継いでゆくだろう。 そのようにして、どんどんフレームワークは変化してゆく。

こういう考察を通じてわかることは、末端のプログラマはもちろんのこと、 フレームワークを構築するプログラマでさえも、 プログラミング言語そのものから受ける影響よりもむしろ目的からの影響や 歴史的背景/経緯からの影響のほうが大きいのではないかと思う。 そして、フレームワークのこのような性質は、 自然言語における語彙の性質に近いものがあるような気がする。 一方、プログラミング言語そのものの影響はむしろ、 もっとプライマリな部分における 新しい概念へのひらめきという形で現れる気がする。

まとめ。ここで 「プログラミング言語 + フレームワーク = プログラミング環境」とするならば、 先のアナロジーはつまり「プログラミング環境こそが思考に影響する」 ということになる。 プログラミング言語だけを取り出しても大した意味はなく、 むしろフレームワークだけを取り出したほうがよっぽど意味があるだろう。 後者を論じるべきところでゆめゆめ前者を論じる事なかれ。

ブロードキャスト

マルチホームホストにおいて、 dest が 255.255.255.255 に設定されたいわゆるローカルブロードキャストパケットが 実際にどの i/f から送出されるかというのは OS 依存。 一回の send()/sendto() などで全 i/f から送出される OS もあれば、 特定の i/f からしか送出されない OS もある。

Windows は後者の OS なので、その特定の i/f 以外からも送出したい場合には、 ローカルブロードキャストのかわりに ネット/サブネットブロードキャストにするか、 bind 関数で明示的に src を割りつけるかして (bind は一回しかできないのでこの場合 i/f の数だけソケットが必要になる)、 送り出したいすべての i/f の分のパケットをいちいち送る必要がある。

面倒くさいね。オチはない。

増毛

某所で千円札は増毛法の before / after だという話題が出てフフニヤ。

世代髪の毛ひげ
総理さん(仮名)立派
猫であるさん(仮名)やや薄鼻ひげ
BJさん(仮名)立派なし

ひげを髪の毛へと転化させることに成功、驚異の増毛法。

平成17年1月8日(土曜日)

昨日

「別冊少女少年(2) / やぶうち優」を読んで寝た。 学年誌では描けなかった I と IV の裏事情。 I のほうは前かがみ。微妙なコラ風味がよい。智恵子たん萌え。 IV の方は、気になるあの二人の関係 from 雪火 view。 直球ど真ん中かと思いきやビーンボール。雪火たん萌え。

今日

起きれたよ。出かけるよ。

武蔵中原から 6 時ちょい前の南武線川崎行きに乗って、 川崎から京浜東北線で上野。

東北線ホームの Becks で朝食をとって、常磐線 1333M。 415 の 500 番台と 700 番台の混成なので、 700 番台のクロスシート車のボックス席を確保。7:35 発車。

9:38 水戸着。このへんでは「後ろへお下がりください」とは言わずに 「(あと)へお下がりください」と言うのな。 駅弁「納豆弁当」と「鶏めし」を買ってから 633M に乗り換え。455 系急行型電車のボックス席を確保。10:02 発車。

10:23 大甕着。日立電鉄ホームの精算所で一日乗車券を買う。土休日のみ 900 円。 信号故障で 8 分ほど遅れてやってきた上り 20 列車に乗る。11:07 発。

この列車は旧営団丸の内線の車両にパンタグラフをくっつけて 塗りなおした 2 両の車両で構成されてる。 外見は「赤い」のを除けば、 側面の鎖状の白いライン模様も無くなっていて微妙に面影がないが、 内部は扇風機の営団マークや、 デッドセクション用非常灯が往時の面影を残していた。 この列車もこの線路も今年 3 月で引退する。

ところで気になる信号故障の遅れ。 普通、単線区間でひとたび列車が遅れれば、遅れが遅れを呼んでなかなか 回復しなかったりするものだが、この時間帯の日立電鉄には全線で 2 列車しかいないので、20 列車の遅れはこれが折り返して 21 列車になるときには既に解消されていた。

日立電鉄を大甕→20 列車→鮎川→21 列車→常北大田→24 列車→大甕と 端から端まで乗り潰した。この間に駅弁二つを平らげる。 納豆弁当は野沢菜納豆巻と納豆天ぷらの軍艦、 そして薄焼き卵で納豆とご飯を包んだ茶巾の 3 種。 おおよそ弁当むきではない素材ではあるが、550 円の値段相応に食わせる。 鶏めしはご飯の上に照り焼きにした鶏と錦糸玉子が乗っている至極スタンダードな 鶏めし。

大甕 12:57 発 634M で水戸に引き返す。13:20 水戸。 ここからどうするか二通り選択肢があって、 一つはこのまま上り列車に乗り継いで友部に出、 友部始発の水戸線列車に乗り継ぐ法、 もう一つは下り列車で勝田に引き返し、 勝田始発の水戸線直通列車に乗る方法である。前者は水戸で 8 分、 後者は 12 分の間合いになる。特に急がないので後者にしてみた。 13:26 発 1367M 列車で勝田へ。13:31 着。

次に乗る列車は 13:55 発なので勝田駅前をぶらぶらしてみたが、 何もなくて萎える。しかも、やってきた 756M 列車は 415 系 500 番台のロングシート車ばかり 4 両。 水戸線はクロスシート車もあるのでこれは外れの編成。 これなら前者のプランの方がよかったのかも。 13:55 勝田発。

しばらく常磐線の線路を走ったのち、友部から水戸線に入る。 関東平野なので基本的に平たんなのだが、 羽黒から岩瀬のあたりは春巻山と加波山に挟まれた水田地帯を通るので、 景色は悪くない。ちなみに分水界はない。この辺一帯はすべて利根川水系に属す。 15:29 小山着。一時間半は長かった。小山からは 4650E で宇都宮、 宇都宮から 1577M へと乗り継いで 16:21 宝積寺着。

宝積寺からは烏山線に乗る。烏山線は宝積寺と烏山を結ぶ全長 22.4km の短いローカル線。16:35 発 343D 列車はキハ 40 の二両編成に乗る。 関東の JR 線でディーゼルカーが走っているのはここを含めて 4 箇所で、 なおかつ国鉄型のディーゼルカーが残っているのはここと 久留里線しかないという意味でなかなか貴重な線である。 関東平野の北の外れのなだらかな丘陵地帯をゆっくりと上ってゆく。 今日は風が強くて雲が少し出ているので、夕焼け空にたなびく雲がすばらしい。 やがて日は暮れて、17:09 終着駅の烏山に着く。

間合いがちょうど 30 分あるので、駅前をぶらぶらとしてみる。 烏山駅周辺は典型的なローカル線の主要駅の風情があるが、 さすがにぎりぎり関東の平野部だけあってそれなりに人家はある。 そうこうしているうちに時間になった。 ここまで乗ってきた編成は 17:39 発 346D となるので、 これで宇都宮まで戻ることにする。30km ほどを一時間近くかけて、 18:33 宇都宮着。

平日ならばちょうど良い時間に湘南新宿ラインの列車が宇都宮からでるのだが、 土休日はこれに相当する列車が小金井発となるので、 宇都宮 18:40 発快速ラビット号 3546M で小金井 19:00。 間合いが 17 分あるので駅前に出てみたが、 周囲に何もないので面白くも何ともない。売店でポテトチップスを買い、 早々に再入場して Suica グリーン券を購入。 入線してきた湘南新宿ライン普通列車 1290Y のグリーン車に乗りこむ。 19:17 発車。

ここから新川崎まで二時間弱乗るので、 安っちい簡易リクライニングといえども御の字である。 お姉さんにホットコーヒーを注文し、ポテトチップスを食べながら一路川崎へ。 21:05 新川崎着。こんな辺鄙なところに駅作るな。 鹿島田はモダンなオフィスビルが林立したりしているが、 新川崎-鹿島田間の通りは辛うじて昔の猥雑な南武線の面影を残している。 南武線に乗り継いで帰宅。

平成17年1月9日(日曜日)

昨日

さっさと寝た。

今日

ドトールでマターリ。

家のメール環境も Mew-4.1 と bsfilter にした。快適也。

昨日の日記を補完。

平成17年1月10日(月曜日)

昨日

再読モード。 「心のスウィング / 新井 葉月」 「役立たずな神さま / 新井 葉月」 「水曜日のスケッチ / 新井 葉月

「役立たずな神さま」の中の一篇である珈琲浪漫(こーひーろまんす)には、 ハルくんと佐和子さんが再登場する。これは伝聞だが、 デビュー後の新井葉月の元に初めて届いた一通のファンレター、 差出人の名としてそこに記されていたのが山名佐和子であったという。 たまさかにはそういうこともあるだろう。

今日

ドトールでマターリ。