某日記

(後期)

平成17年2月21日(月曜日)

夕方

512M の SD カードにしてから写真の容量が劇的に増えてしまって、 HDD から追い出す手段が必要になったのだが、 CD-R では SD カード一枚分強しか入らないのでとてもじゃないがやってられない。 というわけで秋葉で DVD マルチドライブを購入。 悩んだが結局 LG の GSA-4163 にした。 しかし 7,500 円か。安いなぁ。あとメディアを少々。

夜中

とりあえず dvd+rw-tools で +RW を焼いてみたらうまく焼ける模様。 ちなみにリコー製 x4 メディア。

-R も焼ける模様。メディアはあきばんぐで売ってた x8 のノーブランド。 ノーブランドといっても、単にメーカー名をおおっぴらに出せないだけで、 群馬に工場があるお日さまマークの某メーカー製。

メモ。mkisofs で a と b という二つのディレクトリから iso イメージを作りたい場合、単に mkisofs a b としてしまうと、 a と b の内容がルートに展開されてしまう。 これを a と b というディレクトリのままで格納したいなら、 mkisofs -graft-points a=a b=b とするとよい模様。 しかしもっと手軽な方法はないのかなぁこれ。

平成17年2月23日(水曜日)

昨日

監督不行届 / 安野 モヨコ」を読んで寝た。 やべぇ面白すぎるよカントクくん。 絵に描いたような痛オタ像ってのがありますが、あれの極限を想像してください。 はっきりいって近寄ってほしくないぞカントクくん。 しかしながら、よくこの手の痛オタものにある卑屈感も嘲笑感もないのがよい。 この辺が安野モヨコのバランスのいいところだと思う。

何事もほどほどがいいのです

端から見てると面白いのが、 最近のフジテレビ(以下フジ) vs ライブドア(以下ブドア)。 非合理性の塊のような旧弊旧態のフジに合理性で挑むブドア。 一言で言えば超非合理的宿便 vs 超合理的下剤の戦い。 下品ですんまそん。

ちなみにわたくし、どちらを応援しているかといえば、 そりゃもちろんどっちも嫌いなので結果として両方相打ちしてくれるのが嬉しい。 世の中放っておくと宿便が溜まりだすので、ホリエモンみたいな 極端な人がたまーに一人か二人出てきてくれると便利なのだけれど、 歴史的役割を果たしたら消えてくれたほうが周囲の人間は生きやすい。 下剤なんてのは常用するもんじゃない。

平成17年2月24日(木曜日)

昨日

ベースの電池を取り替えた。

巡回

昨日のネタだけど ニッポン放送フジに新株予約権 。 わははは、面白いよ面白いよ。 ポイズンピルを事後に(しかも大量に)投入するのはいくらなんでもアレだべ。 本裁判でどっちに転ぶかはわかんないけど(でも理はブドアにあるよなぁ)、 少なくとも差し止め請求は通るんじゃないのかなぁこれ。

まあフジのこういう泥縄っぷりをみてると、 山師のターゲットにされた企業は哀れだなぁという同情の念を抱かなくもないが、 でも不注意から出た不始末だからのう。 ニッポン放送を切り捨てるという授業料を払ってあっさり手を引いて、 ホリエモンには企業乗っ取り野郎っていうレッテルを貼っちまったほうが、 結果としては良かったんじゃないのかなぁ。マスコミさんそういうの得意でしょ。 二兎を追う者一兎も得ず。死んだ子の歳は数えても仕方がない。

「世界遺産」番組でNHKに抗議 。 (; д ) ゜゜
TBS だけの手柄か、とか、 世界遺産の総体的価値を一番高めているのは遺産を守ってきた人々ではないのか、 とか、消費者にとっては番組に多様性があったほうが利益があるんじゃないか、 とか、そういうことは置いといても、「NHKの肥大化を如実に示している」 ってサヨクのセクト間闘争におけるレッテル貼り論法じゃないんだから、 その一言は余計だべ。

某所より The Political Compass 。 まあ良くある十問占いのグラフ版だよな。 あくまでもアメリカ基準なので参考までに。 日本は資本主義国とはいえケインズ的なフレーバーが強いので、 日本人の傾向として特に経済のほうが左に出がちだと思う。 あと、宗教に関する設問がキリスト教的な左(=プロテスタント) 右(=カトリック)に直結してるから、 思想の方でも日本人は若干リベラルに寄ると思う。 ちなみにわたくし (経済, 思想) = (-3.25, -1.69)。

平成17年2月25日(金曜日)

昨日

ちょうど雪がすごい時に帰宅して惨敗。 積もってるかと思って寝る前に外見たら雨になってた。

アニメがお仕事! 2巻 (2) / 石田 敦子」を読んで寝た。 石田敦子のダークサイド炸裂という感じで良い。

えきから時刻表

えきから時刻表がリニューアルしたのはいいのだが、 路線時刻表の使い勝手が著しく低下。

致命的なのは列車詳細の表示。 以前は列車の時刻部分をクリックすればよかったのだが、 今は各列車名のすぐ下に「詳細」ボタンが用意されていて、 これをクリックしないといけなくなった。 どう使い勝手が悪いかは、 たとえば 東海道線下り(熱海-米原) で、大垣 5:32 発の列車(あえて列車番号を書きません) の詳細を調べてみると一目瞭然。 こういうのはインターフェースの無意味な冗長化と言います。

あと、路線時刻表で一律に平日ダイヤと土休日ダイヤを 分離するのは良くないと思うぞ。近郊区間は便利かもしれないけど、 それ以外では両方混ざっていたほうがよい。

今気づいたけど、他線区との乗り入れの表示も駄目だ。 前は紙の時刻表と同じように始発駅や終着駅が書いてあったのに (発時着時が入ってたかどうかは忘れた)、 「↑接続」「↓接続」としか書かれなくなってしまった。 詳細見ないとわからない(その上詳細の使い勝手は前述のとおり)。 始発駅はともかく終着駅がすぐにわからないのは 使い勝手という点で致命的だと思うのだが。

何でこういう余計なことをするのか、その意図がわからない。

そういえば

昨日の左右の話を見ててふと、 「知財右派・知財左派」というような言葉があってもいいなぁと思った。 私はきっと知財中道。

平成17年2月26日(土曜日)

昨日

チャンピオン。松山せいじ版味の助でみそ汁吹いた。

今日

ドトールでマターリ。

メモ

Protothreads

  • No machine specific code - the protothreads library is pure C
  • Does not use error-prone functions such as longjmp()
  • Very small RAM overhead - only two bytes per protothread
  • Can be used with or without an OS
  • Provides blocking wait without full multi-threading or stack-switching
  • Freely available under a BSD-like open source license

lwIP - A Lightweight TCP/IP Stack 。 lwIP is a light-weight implementation of the TCP/IP protocol suite that was originally written by Adam Dunkels of the Swedish Institute of Computer Science...

しかし字が小さいのは何とかならんのか。

チキュウジン vs ウチュウジン

しかしまあ新株予約権の件に至ってフジはグダグダなわけですが、 それでも何となくフジのことを憎めなくなってる俺。 数日前に宿便 vs 下剤という喩えをしたけれども、 現在の状況をふまえて別の言い方をすると、 「悪のチキュウジン vs 正義のウチュウジン」 というのがこの戦いの構図なんじゃないかという気がする。 これを小説のようなものの中の虚構として捉えてみたら、 何という素晴らしい対比だろうと思う。

フジというのはこの虚構の中では大悪党だが、 しかしドジで小ずるく、それゆえに人間味あふれる登場人物だと思う。 まぎれもないチキュウジンなのだ。 一方で、ブドアはどうも味も素っ気もないのっぺらぼうなウチュウジンに見える。 私としてはチキュウジンに思い入れを持つことはできても、 ウチュウジンには全く思い入れを持つことができない。 どんなにウチュウジンが正しくてもだ。 だから、フジのことを哀れだなぁという同情の目で見ることができるのに対し、 もし仮にブドアの方が敗れたとしても、 ホリエモンに対する同情の念というのは全く起こらないだろうな。 もちろん、 日本社会のアンフェアさに対する怒りとか呆れといった感情は起こるだろうが。

しかし、 「ウチュウジン」の行動を肯定できるかどうかっつーのはある種の踏み絵だなぁ。 もしかしたら、 ブドアをウチュウジンと捉えるかどうかということが踏み絵なのかもしれないし、 あるいはフジを虚構の中の悪党という構図で他人事のように 語れるかどうかということが踏み絵なのかもしれない。 まあ、この三つの踏み絵は、 結局は同じ踏み絵を別の角度から眺めたものに過ぎないのだと思うけど。

ところで、「チキュウジン」というのはどうも「テンケイテキニホンジン」 の方が適切なのではないかという気もするが、それはそれ。

平成17年2月27日(日曜日)

昨日

機工魔術士-enchanter(7) / 河内 和泉」を読んで寝た。 ぱんつまんが。

今日

ドトールでマターリ。

GMO レーベル版のダライアス 1000 円。

ぐる

わかりやすさ 。 私もそう思います(ぉ。構図にスポットを当てるなら前者のほうが明確。 後者は構図という名を借りているけれども、むしろ 「ホリエモンが嫌いな人々は何故ホリエモンが嫌いなのか」 という点にクローズしてる気がする。

ホリエモンを「ウチュウジン」という得体の知れないものとして 喩えているけれども、 しかしながら(少なくとも表層的には)ホリエモンの行動原理は 非常にわかりやすいわけで、 「ウチュウジン」という喩えはそこが違和感になるかもしれないですな。 ロジカルな回答というのも、行動原理が単純だから容易なんですね。 そういうあたりも非常に合理的なわけです。 実際には、なんでそんなにわかりやすいのか、 というところに得体の知れなさがあるわけですが。 こういう感情は屈折してるので変に説明せずに単に 「嫌い」「キモイ」として処理してしまうのが楽ではある。

もっとも、ホリエモン程度をウチュウジンと言っていたら アメリカあたりにはイジゲンセイブツが群雄割拠してるってことになるけれど。

で、まあやっぱり大悪党には最終的に哀れな末路を辿ってもらわないと この虚構はしっくりこないわけですが、しかしながらウチュウジンが そのままってのもカタルシスがなくてつまんないなーカタルシスキボンヌ(ぉ

ぐる2

ILogScript 。 内容は面白いがそれはともかく、仏 ILOG 社日本における商標にひっかかりそうな名前だ :D