某日記

(後期)

平成17年4月21日(木曜日)

昨日

クリミア半島を視姦プレイしに行くもニセ度が足りずイスタンブール入港できず。 ゆで卵で腹を満たしつつ視姦達成、踵をかえしてアテネに直行。

アテネにてエジプト発掘クエを受けてアレクサンドリア→カイロ→ カイロ対岸(書庫で見つけた書きつけ消化)→ ナイル川中流(ルクソールと思われる)→アレクサンドリアと巡る。

アレクサンドリアでアテネ経由キプロス行きアフロディテクエを受けて落ち。

鬼堂龍太郎・その生き様(1) / 田中 圭一」を読んで寝た。 笑いすぎで頭痛および発熱が。熱さまシートが何枚あっても足りねぇよ。

フラグメンテーション

ext2 はフラグメントしない 。 ext2 の場合、 「『(FFS 的な意味の)フラグメンテーション』をしない (少なくとも私が知っている頃の ext2 ではしなかった)」 という話と、 「『(一般的な意味の)フラグメンテーション』が起こりにくい」という話とが 混同されてるような気もする。 前者はブロックをサブブロックに分割することによって 小さなファイルに対するスペース効率を高めるという 「有益な機能」を指しているのに対して、 後者は一つの大きなファイルのデータが離れたクラスタに分散してしまうという 「困った現象」を指すので全くの別物。BSD の FFS 実装は素朴な FAT 実装に比べれば後者の現象は起こりにくいけれど、 全く起こらないというわけでもない。 特に空き容量が少なくなると起こりやすくなる。 ext2 は FFS を模倣していて表面的にはよく似ているのだが、 この辺までちゃんと真似しきれてるのかどうかはよくわからない。

配置ポリシーはファイルシステムの設計/実装でも一番難しい部分の一つではある。 悪魔本もこの部分の実装の説明には数ページ割いてる。 全くすき間なく詰めるのが読み込み時間の短縮には有効なのだが、 そうすると追記する時に困る。 だから、BSD の FFS 実装では関連のあるデータをなるべく近く、 関係のないデータはなるべく離すという戦略を基本としているのだが、 そもそもデータの関連性というものの因果律的な不決定性は揺るぎなく、 そのためこの戦略の実施には二背反律的な性質を伴う。 ベターはあってもベストというものがない。件の記事のように、 アクセスパターンによっては簡単にフラグメンテーションが発生したりする。

いずれにしても、もともとの FS の実装がしっかりしてないと、 デフラグしても焼け石に水というか賽の河原というか、 どうもそういう気もする。あと、デフラグ自体の質というのも存在する。

ぽちさん ところから これ i-node の間接ブロックと混同してるような 。 ←あれだ、FFS のシリンダグループに相当する概念のことだな。 確かにそれ以上の大きさの連続したブロックは割り当てられないな。 でも、ブロックサイズとは独立して調整できそうなもんだが……。

ちょっと調べたら昔の BSD は 16 シリンダ/グループがデフォルトで最大 65536、 紆余曲折を経た後、最近の NetBSD はなるべく一つのシリンダグループが 大きくなるように自動計算。 「スーパーブロックのバックアップなんて最少 4 つもあれば十分だよね」 というポリシーみたい。 シリンダなんて概念自体が形骸化してしまってるので以下略。

夕方

神保町。漫画を少々。 文庫を仕入れようと思ったが物色しているうちに物欲が萎えた。 このところ一週間に四ないし五冊は読むのでうっかりしてると読むものが尽きる。 読みたくないものを無理に読もうと思わないのは当然のこととして、 読みたいものの多くは割と神保町とか大きな本屋に行かないと なかったりするので難儀。

こだわり

「恋におちたら」のデジタルな見方(1)―PC操作に“こだわり” - エレクターへのこだわり は「ワークステーションのおと」でも読んで学習したんだろうか。 これじゃ NOC じゃなくてまるで弊社だ(ぉ

平成17年4月22日(金曜日)

昨日

サロニカ経由でアテネに戻り、 キプロス島を探索したのちファマガスタ-ベイルート-ヤッファをうろうろ。 飽きたのでサロニカまで戻ったところで落ち。

888 スリーエイト(2) / 桑田 乃梨子」 を半分ほど読んで寝た。

気疲れ

見物 。 外に出て人の多いところにゆくと、 自然とアホに遭遇する頻度も高くなるので気疲れする。 どうも今の世の中、自分も鈍感にならないとやってられない。 外に出ないで引きこもっている人間のほうが、 人としての神経は正常なのではないかという気がしてくる。

UFS

そーいえば UFS2 が取り込まれた時に、 チューニングパラメータの指定のいくつかが newfs から消え去ったのだけれど、 NetBSD では実際にそれらのパラメータが有効だった時代のハードウェアの ports が存在するのに消してしまってよかったのかねぇ。

条例

個人情報保護条例 - この話題について全く明るくないのだが、素朴な疑問として、 総務省が全自治体に採用を促すようなものなら最初から法律に盛り込んでおきゃ 良さそうなものだと思うのだけれどどうなのだろう。

OTP

QRコードつきも!進化するオリジナルトイレットペーパー - 「おかずになるトイレットペーパー」で実用新案申請中(嘘)。

サーバーラック

これが、あのドラマでも採用されていた流行の最先端をゆくサーバーラックだ:

見てのとおり最新マシン(上から Ultra5, SS5, SS5, SS2←今見たら sbus expansion だった, SS2)が満載だ。 もちろん 24 時間稼働。オープンソースが騒がれて久しいが、 これからの時代はラックにもオープン化の波が訪れるだろう。 弊社はこのようなラックを早くから導入してきた。 従来型のクローズな(かぎのかかる)ラックもあるのだが、 今後はそれもどんどんオープンにしてゆきたい。 風通しのよい経営は重要だが、風通しのよいラックも重要だ。

そしてこれが、弊社自慢のサーバー用パワーサプライモジュール:

弊社で部品の吟味から製作までを行った特別品。 信頼の National 製パーツを使用。 製作者の名前をとって通称 minmin タップと呼ばれている。

つーか、冗談でも何でもなくこいつらが今だにちゃんと 24h 稼働しているということのほうがある意味でネタ。

平成17年4月25日(月曜日)

金曜

カンディア沖で PK くらったーぎゃー。一回は逃げたがアテネ寸前で沈没。 まあ一回目に鼻っ面に一発お見舞いできたからいいや。

888 スリーエイト(2) / 桑田 乃梨子」を読んで寝た。

土曜

ドトールでマターリ。

ナンシーより緊急連絡つーことでプリマスのおっさんから呼び出されたので、 セビリアだったかそのへんでダブリン伝令クエを受けてダブリン経由プリマス、 ケープあたりまでの入港許可が出た。 その後ロンドン近辺でうろうろ。投資の甲斐あって爵位が上がる。

REC(3) / 花見沢 Q太郎」を読んで寝た。

日曜

後輩と飲み。

ロンドン〜ハンブルグあたりをうろうろ。投資の甲斐あって爵位が上がる。

しつこいけれど予告読み返し回数の残り一回ということで 「KISS MEダーリン×3!! / 水無月 真」を読んで寝た。

この日記における絶賛レベルとしては今のところ「繰り返し読み返す」 が最上位で、 そういう意味で「お兄ちゃんと一緒(1) / 時計野はり」 以来の大絶賛なのです。「良し悪し」という基準ではなくて「好き嫌い」 という基準における評価なので、そこのところよろしく。

少女漫画的こっ恥ずかしさポイントの高さとか、描画の巧みさとか、 やっぱりどこか新井葉月を髣髴とさせる部分が。 なかよし時代の新井葉月にピンと来る人は買ってみてもよいのではないかと。 あと、今時スカートめくりを題材にしてみたりとか、 表題作のわき役二人の暴走っぷりとか、 若干スケベな展開になりそうだけれどあまりそうならず、 結局初キッスがせいぜいというあたりの中学生の妄想的な感じが俺ポイント高し。

今日

列車事故恐いね恐いね。愛称で線名を言われても分からん。 思わず小鳥バッドエンドを思い出した俺。ガクガクブルブル。

小鳥は僕のものなのであげません(ぉぃ

平成17年4月26日(火曜日)

昨日

やっぱりロンドン近辺をうろうろ。

読書。

ないしょのつぼみ 1 / やぶうち 優」 - 正直性教育漫画としてはどうなのかという気もしなくはないが、 ごくごく初期からその手のテーマを扱った漫画を書いてる人なので、 ある意味で水を得た魚というか集大成というかなんというか。 てんとう虫コミックススペシャルではないのが悔やまれる。

このジャンルにおけるやぶうち優の軌跡(私が今思い出せる範囲):

  • ボインでごめん - 胸がでかいという悩みをもった女の子の話。デビュー作
  • 12 のソネット - 父子家庭における思春期の女の子の話
  • (旧・新)水色時代 - 思春期の女の子の話。 生理ネタとかブラジャーネタとかが出てくる。 発育が良くて背伸びしがちのタカちゃんと、 ごく普通の優子の対比という構造がある
  • おちゃらかほい - 下ネタギャグマンガ。半ば黒歴史。ぼくは好きですが。 やはりブラジャーネタがある。どうでもいいがふんどしネタもある
  • EVE - 裸エプロンが業界を震撼させた。 主人公はロボットだけど性教育的なものが話の根っこにある
  • 少女少年シリーズ - 女装ショタ漫画。 その形態上、やはり性差というものを取り上げざるをえない宿命が。 VI とかに顕著
  • 水色時代を過ぎても - 二次裏のコラがおもろい

だめっこどうぶつ(2) / 桑田 乃梨子」 を半分くらい読んで寝た。

事故

今回の件で私を苛つかせているのは、 まだ一次的な原因(置き石なのか/速度超過なのか/設備不良なのかなど) がさっぱり分かってない状況なのに、 まだ関係があるかどうかも分からないような二次的な不手際 (運転手が未熟だった/普通の ATS だった/遅れに厳しかったなど) を見つけてきて騒ぎたてるマスコミのセンセーショナリズム体質だな。

確かにすべての不手際は最終的に改善されるべきだけれど、 そうはいっても普通はすべてのことを一度にはできないので、 事故の再発防止に何が有効かを的確に優先順位づけすることが必要なのであって、 事故の再発防止にはつながらないようなものを感情論で 持ち出してきても無意味かむしろ有害ですらある。 現時点では、まだ的確な判断ができる段階ではあるまい。 もちろん、あらゆる選択肢を体系立てて述べることは可能かもしれないが、 少なくともマスコミのやってることはそうではなくて、 衝撃的なものだけを単発的に紹介してるに過ぎない。そういうのは、 せいぜい世間の人々の間に発生した不安感や不満感のはけ口には 使えるかもしれないが、一歩間違えれば別の悲劇を生む。

当人たちはただ事実を報道してるつもりなのかもしれないが、 自分たちのもつ無意識的な固定観念が、 紙面の編集の仕方や記事の文章の端々に修辞的な作用を及ぼしていることに 気づいていない鈍感さ。 そういうのが報道被害の根本的な原因になってるってことに無自覚なのだから、 いかんともしがたい。

速度など記録した車両モニター、5両目から無傷で回収 - ふむ。

運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴 - こんな時にインチキ学者を持ち出してくるとは冗談も度が過ぎる。 被害者を愚弄してるとしか思えん。

敬意と弱者

席を譲らなかった若者 - コメント読んでて興味深かったのは、 年寄りに席を譲るべき理由として敬意を挙げてる人と、 弱者であることを挙げてる人との間で根本的に話が噛み合ってないところだな。

今の日本という国は、 若者が老人に対する敬意を持たない自由が認められてるという点において、 良い意味でも悪い意味でも非常に自由な国だなぁという気はする。 そういう自由な国を作りあげたことに対して誇りを持つべきなのか、 それとも反省すべきなのかは私にはよくわからないけれども。

まあ敬意というものは本来自発的に出てくるはずのものなのであって、 なんでそれが自発的に出てこないのかという部分に関しては、 各人ともその理由を他人のせいにするだけじゃなくて、 一度はちゃんと考えてみたほうがいいことかもしれんな。

平成17年4月27日(水曜日)

昨日

ゴットランド島発見クエのついでにリガに寄航してみようと針路を取り、 海賊がうじゃうじゃいるサーマレー島南岸を抜けてリガ湾に入ったのだが、 湾に入ったあたりでスラブ語しゃべれないことに気づいて萎え。 この辺の海賊も帆船なので、 クリティカルにさえ気をつけて逃げればあまり恐くはない。 警戒スキルのレベルがそれなりなのでそうそうエンカウントしないけど。

コペンハーゲン-リューベックは相変わらず冒険家でも割と稼げる。

飽きて北海方面へ戻ったような気がするが、 どこまで戻ったか記憶にないので戻ってないのかもしれない。

だめっこどうぶつ(2) / 桑田 乃梨子」を読んで寝た。