某日記

(中期)

平成17年4月11日(月曜日)

週末

土曜。ひきこもり。

カーボヴェルデまで行ってセビリアまで戻ってきたような気がする。 あの辺の海賊は船のクラスからしてこっちよりも格上だし 火力が驚異ではあるものの、 所詮は帆船だしこっちは足の早いフリュートなので、 最初から逃げてかかれば問題ない。 少なくともババガレが迫ってくる地中海アフリカ北岸よりは恐くない。

日曜。溝ノ口に行ったが何も買わず。ドトールでマターリ。 花見は鷺沼をぶらつくだけで十分だという合意に至る。

セビリアからロンドンに戻ってまたリスボンへ。 だいぶ気軽に往復できるようになった。 セビリアでサン・トメ・プリンシペ行きクエ報酬約 11 万ドゥカートを 受けたところで落ち。 遠いと言えば遠いが、行動力の回復さえできれば問題なさそうだ。 いずれにしろ言葉を学ぶのを忘れないようにせんとな。

船の名前 。 うちは世襲制で小鳥丸。 二艘持ってるときは片っぽ小烏丸になったりするけどそれはそれ。

今日

雨で桜はすっかり散ってしまった。

よく「あの桜の花が散ってしまったら私の命もおしまい」 という陳腐な芝居があるけれども、 桜をよく観察してみると花が散る頃には既に新緑が芽生えていることがわかる。 死の予感どころか生の予感しかそこにはない。

しかし、きれいな花を咲かせる桜の木の下には死体が埋まってるので注意。

NetBSD CVS Digest - 便利じゃのう。

大阪でウワサの猫好きが集まる場所とは? - ある意味冥土喫茶と同類。

みかにハラスメント - 誰か止めてやれ:

そういえば中国人店員の多いカレー屋で飯を食っていてトートツに思い出したが、 了解と承知について。前にも書いたかもしれんが、 客相手の場合には、ともすると目上意識を含意している「了解しました」よりも、 謙譲の意味を含んでる「承知しました」のほうがスマート。 私はマナー研修において明確に前者は間違いであると教わったのだが、 しかしながら世の中ではもはや一般化しているような気もする。

今日の格言 - 貧乳に貴賎なし。

IE の困った仕様 - CSS で overflow: hidden を指定されたボックスの上では、 マウス中ボタンのスクロール機能が発動しない。 Blog の本文のブロックにこれを使ってるところがたまにある。 しかし IE は overflow: visible にすると、 中身がはみ出したときに CSS の仕様に反してボックスを広げてしまい、 周囲のレイアウトを破壊することがあるので、 単に取り除いてよいものかどうかは難しい。

いもうと 藤井隆の妹オーディション なんてあったのか。うらやましいことしやがって藤井隆。

夜中

地震、通勤・通学中の足襲う 。 ミステリー・特急あやめ号の少女たち。 なぜ彼女たちはこの列車に乗りえたのか。 その謎を解く鍵はこれが小見川町であるというところにある。

国鉄色 183 で通学できるとはうらやましい、と五反田さんは言うであろう。 地震がなくてもストで止まるけどな。

ちなみに朝日夕刊の三面記事としてもっと鮮明な写真がでていましたが、 見ないほうが夢を壊さなくて良いと思います(ぉ

「よつばと!」イメージアルバム / 栗コーダーポップスオーケストラ」が届いたので聴いた。良い。

平成17年4月12日(火曜日)

昨日

セビリア→リスボン→オポルト→カサブランカ→ラスパルマス→カーボヴェルデ。 カナリア諸島海域に入った途端に嵐に遭ったり、 カーボヴェルデまであとちょっとってところで嵐に遭ったり。 ババガレよりは恐くないといいつつも、 あたり一面海賊に埋めつくされてるところで嵐に遭うとちょっと恐い。 鼻先に海賊のデカい船がいるのは心臓によろしくない。 しかしあまりに近寄りすぎて逆にエンカウントしなかったようで、 嵐が去ったらすぐに警戒スキルと操帆スキルを発動して離脱。

現代ではカーボヴェルデよりもダカールの方が有名だけれども、 この作中では影も形もない。 ダカールは 19 世紀以降のフランス統治下で 整備された街だから当たり前といえば当たり前。 ただし、カーボヴェルデ(Cabo Verde=緑の岬) の由来たる岬はさすがに表現されている。 ダカールはこのヴェール岬(Cap Vert)の先端の街。

カーボヴェルデ→シエラレオネ→アビジャン。ここで落ち。 象牙海岸(コートジボアール)のアビジャンといえば、 現代では西アフリカのニューヨークと言われるほど近代的な都市なのだが、 この作中では単なる集落。

SpiderMonkey(mozilla の JavaScript エンジン) を NetBSD でビルドする

mozilla の tarball からやろうとすると面倒だが、 CVS で持ってくるとらくちん。

1. もってくる:

cvs -d :pserver:anonymous@cvs-mirror.mozilla.org:/cvsroot login
(パスワードは anonymous)
cvs -d :pserver:anonymous@cvs-mirror.mozilla.org:/cvsroot co mozilla/js/src

2. mozilla/js/src/config.mk の ifeq ($(OS_ARCH),Linux) という行を ifeq ($(OS_ARCH),NetBSD) とする

3. cd mozilla/js/src → gmake -f Makefile.ref

4. ./Linux_All_DBG.OBJ/js とすると動く。

ちなみに editline を抱えてるのでヒストリが使える。

飲み会。三造酒は辛いっす。 今これ書いてる時点でも前後不覚に回ってる程度には辛い。

ビール屋さんで池上さんとサシ。 クワックというものの渋澤龍彦的側面について何か言ったような気がするが、 酔っぱらってるといえ渋澤龍彦をスノッブ的に語る語法しか 持ち合わせていない俺の、理系的本質のアレさがアレなわけです。

帰ってきて夕飯を食べつつ、 「ご近所の底力」に出てきた新キャラとやらの文系的弁証法的な妥協に苛立つ俺。 今日はもう全面的に駄目らしい。妹抱き枕でふて寝。

平成17年4月13日(水曜日)

昨日

酔っぱらい運転でアビジャン→サンジョルジュ→サントメ→サンジョルジュ→ アビジャン→シエラレオネ→カーボヴェルデ→アルギン→ラスパルマス→ カサブランカ→セビリア→マディラ→ラスパルマス。

寝たけど寝てないようなそんな感じ。1h30m ごとに目が醒める。

今日

所定の時刻に起きるも使い物にならず。

じょしこーせーの間で白ソックス復権してますかね。 紺もまだよく見かけるけれど、このところ白もまたよく見かける。

ちょっとワラタ

ご近所 。 駄目だったのは番組ではなくて私自身(よっぱらい)です :D

今日の JavaScript

File クラスを有効にしてみる。

NSPR が必要なのでスタンドアロンでビルド。mozilla/nspr を持ってきて、 cd mozilla/nspr して configure して gmake すると dist ディレクトリに 一通りできる。

mozilla/js/src の Makefile.ref を変更して、 JS_HAS_FILE_OBJECT=1 の時に NSPR を使うようにインクルードパスとかを調整。

jsfile.c はバグだらけ。とりあえず js_fileDirectoryName 関数における 「add terminating separator」というコメントの下の index = strlen(result)-1; は -1 が余計。

JS_HAS_FILE_OBJECT=1 を指定してビルド。

f = new File("js.c");
f.open("read");
while (f) { print(f.readln()); }
なんてやると js.c の内容が表示される。

平成17年4月14日(木曜日)

昨日

セビリア→セウタ→マラガ→バレンシア→パルマ→バルセロナ→マラガ→ セビリア→リスボン→オポルト→ナント。

今日

Nintendo DS - Wireless Multiboot "PassMe" Hack とな。 どうやって RSA 署名を作ったのか気になるところではある。

ちと古いが つくる会教科書

事実を書くだけでは間違った歴史認識を書くことにならないか
……(´д` )?

これがサンケイあたりの記事だったら引用のしかたに 良からぬ意図が含まれている可能性も疑うところなんだが、 他ならぬ朝日というのがアレ。 タテマエをタテマエとして守りたいなら、 タテマエの後ろに隠してあるはずの真の構造 (=正しいとされるべき歴史認識が真実であるとは限らない) を持ち出しちゃダメでそ :D

まあ、「事実『の一部だけ』を『取り出して』書く」 という意味ならそうなのかもしれんが、 それをいうとどこの教科書もそういう側面はあるだろうなぁ。 理想を言えば事実の網羅的(というか多元的)な紹介をするべきなのであって、 日本に都合のいいことを一切書かないのは、 それはそれで不自然なことなんじゃないのかのう。

しかし、このところの中韓がアレなことになってる状況をみていて思うのは、 実際のところアジアには日本を嫌ってない国というのも少なくないので (大日本帝国の欺瞞的な「開放」というタテマエはともかくとしても、 欧米からの独立の契機になったという実利的な側面を評価してる国もある)、 言葉は悪いけれどそういう国をもっと積極的に日本の味方になるよう 懐柔するのも日本政府にとって必要な戦略なんじゃないかという気がする。 だいたい中国の尊大さにむかついてるアジアの国というのも多かろう。 中国韓国に叩かれた時に、いかにその叩く内容が理不尽だったとしても、 日本を表立って擁護してくれる国がないというのは辛い。

たとえば、歴史的にも軍事的にもインドと仲良くするのが良いような気もするが、 パキスタン問題があるので火中の栗を拾いに行くことになりかねないのがアレ。

とか書いてたら記事消えちゃった。残念。

小倉智昭ゴルフクラブも盗難 - 次はもちろんアレを盗め! おしゃれ泥棒!

トートツに松屋の唄:

わたしまーつーや
いつまでもまーつーや
たとえキムチにカエルが混ざっていてもー
まつーやー (まつやー)
いつまでもまーつーや
吉野家に牛丼が戻る日までー

夕方

そういえば某所で版元品切れのはずの 「いちご実験室 / 山名 沢湖」 が平積みされてたので「すわ重版か」と思って奥付を見てみたが、 初版第一刷だったのでどっかに余ってた在庫を出したんだろうな。

しかしこれもユーズド価格 1,740 円か。同人誌並みの値段だな。 重版される可能性があるとすれば、 次に講談社から山名沢湖の単行本が出るときだろうが、 しかしそれはいつになることだろう……。

平成17年4月15日(金曜日)

昨日

KISS MEダーリン×3!! / 水無月 真」を読んで寝た。 和んだ。絵の表情の豊かさとストーリーで読ませるというあたり、 新井葉月の直系と言ってさしつかえないと思う。

それにしても、なかよし本誌はいまいち読む気が起こらないのだが、 増刊はなかなか好ましい作家がそろってる気がする。 個人的には、線が細くて柔らかい山田デイジーとか、 デフォルメ具合にどことなく中原杏を髣髴とさせる ゆみみ(多分竹本泉とは関係ない) とかが最近気になる。

書くの忘れてたが、 ナント→プリマス→カレー→ロンドン→プリマス→ダブリン→プリマス→ アムステルダム。

今日

特許における「発明」とは何か 。 発明のあいまいさとか、知財ゴロの二分木遡り的陣取り構造の存在とか…… まあ後者についてはともかくとして前者に関して言えば、 まがりなりにも知財というものに興味を持っているのに、 いままでそこに気づいてない人がいるというのがむしろ驚き。 「なんでヘボい特許が生まれてしまうのか」という疑問について調査すれば、 必ず「発明」という言葉の定義における進歩性とかそういう概念の あいまいさにぶつかると思うのだが。

あいまいさについての私のとりあえずの見解を述べると、 結局は法律が単にその辺の問題の解決を運用に委ねてるというだけのことで、 そのあいまいさそれ自体が問題なんじゃないと思う。 アレな特許が生まれてしまうのは、多分に運用の問題でしょうな。

まあそれでは単なる思考停止なので、 「制度ではなく運用の問題」という言葉に対しては 「そんな問題運用を許してしまう制度の問題」という対立概念を用意して、 「まともな運用ができない程度に制度が不備なのではないか」 という仮説を持ち出すという手法が有効だと思う。

この仮説が正しいと仮定した場合、 確かにあいまいさをなくす方向へ制度を変えるという方法もあろうが、 それ以外の方法がないということでもないと思う。 まあ私も良い解決策を持ってるわけではないのでアレなのだが。

ドラゴンファンタジー 。 全米が萌えた!(嘘)

本屋。唐沢なをきの猫丸先輩に萌えた。でも買わず。 BJ のアレは厚さに萎えて手に取らず。もちろん買わず。 文庫本とかを仕入れた。

それは私のふたなりさんだ (職場注意)。 そうか初出ではそうだったのか!

アクセスメソッド 。 C++ 使ってると、 いちいちアクセスメソッド書かなきゃならないことに発狂しそうになる俺。

平成17年4月17日(日曜日)

金曜

ロンドン周辺でうろうろしてたような気がする。

ラブラボ / 桃雪 琴梨」を読んで寝た。

土曜

ドトールでマターリ。

CVSup で最新のリポジトリ持ってきたら、 ヘッドのカーネルがコンパイルできないタイミングでぐんにょり。 -Dyesterday で解決。

ロンドン周辺でうろうろしてたような気がする。

読む物が尽きたのでまた 「KISS MEダーリン×3!! / 水無月 真」を読んで寝た。 和んだ。あと 3 度くらいは読み返したい。
かけらかけら

今日

ドトールでマターリ。

ドトールで kotori のカーネルを久々にアップデートしようと思ったが、 うっかり昨日のコンパイルできない奴を持ってきていてぐんにょり。

しょうがないので xnp2-0.80 をセットアップしたが、 MARS for MS-DOS がうまく動かなくてぐんにょり。 運賃の計算結果を表示するところで MARS.EXE が runtime error を起こして落ちてしまう。謎。

オブジェクト指向 。 そもそもオブジェクト指向という言葉が多義的なのでいかんともしがたい。 オブジェクト指向の意味を一番広義に取ると、 「オブジェクトという名のブラックボックス同士が 決まった形のメッセージをやりとりして動くようなしくみを目指すこと」なので、 結局は程度の問題だと思うのだけれども。 モデリング手法とかオブジェクト指向設計みたいな話になると、 もっと狭義なところに食い込んできますわね。 メッセージの定型性を高めるという意味で、 アクセスメソッドを使う手法のほうが使わない手法よりも オブジェクト指向的なのは確かなのだが、 より高いところにいる人からみればそんなのは目くそ鼻くそなのも確か。

吉里吉里 。 あれって GPL だった気がするのだが、 IE と組み合わせるとその辺どうなるんだろうか。 IE は OS の一部なのだろうか。MS は違うといっているような気もするが、 実質的には(特に IE コンポーネントは) OS の一部のような気もする。 だから GPL などという醜悪なものは採用するなと俺は言うのだが

夜中

MARS for MS-DOS。 かなり前に環境を作った Windows 版のねこーII Ver 0.30 でもだめだなぁ。 Windows の DOS 窓では動くのだが。なんでだろうなぁ。 PC-9821 の実機は本の山に埋もれてて使えないし。 ちなみに「Runtime error 004 at 0000:9C5E」だって。 使ってるのは日電版 MS-DOS Ver6.2 を config.sys とか一切なしで起動した状態。

ソースほしいなぁ。

ホリエモン(が)嫌いな男1位(に)「浅慮で軽薄」 (←括弧内は私の補い) -

「旧世代に挑む若者の代表みたいな図式に 単純な男子はだまされちゃうんだろうけど、 ようするに浅慮で軽薄な目立ちたがり屋」 「一流の金持ちならもっと腰が低いし、大言壮語もしないもの」
わはは、少なくともこの国の女性はまともらしい。

平成17年4月18日(月曜日)

昨日

アムステルダムで冒険者転職クエを受けてリスボンに急行したが、 例によってギルドマスターから詳細を聞くのを忘れててぐんにょり。 このミスをやらかすのって俺だけかね。

しょうがないのでカナリア諸島方面を探索。 大後悔時代はどうも地形がいいかげんなところが多いのだが、 カナリア諸島もいいかげん過ぎると思う。

耐久力が一桁になっていたデミキャノン砲 8 門がついに壊れて 武装が名匠デミキャノン砲 12 門のみに。 8 門っていう中途半端な砲は露天にも商館にも滅多に出てないのが困りもの。

正直私も知りたい 。 書庫で根気よく調べものをしてるとたまに地図とかメモとか見つかるので、 実際にそこに行って調査した結果をしかるべき要人に報告すると割と稼げるが、 これもいいかげん頭打ちになってくる。

読む物が尽きたのでまた 「KISS MEダーリン×3!! / 水無月 真」を読んで寝た。 和んだ。あと 2 度くらいは読み返したい。しつこくて御免。
かけらかけら

何がそんなにいいのかと訊かれると困るのだけれど、 好き嫌いの好きの方のツボに入ったとしかいいようがない。 いきなりスカートめくりから入るあたりがツボだったのか、 肉まんがツボだったのか、なめくじにシンパシーを感じたのか、 その辺はよくわからん。 少なくとも '05 上半期 AoiMoe 大賞へのノミネートはまちがいない。

今日

プラグイン 。 ごうちゃは意図的なのだと思うのだけれど、 GNU の見解としては黒だったりするのがアレでソレ。 個人的には、プラグインができるプログラムは GPL にプラグインまわりの例外条項を追加することをお薦めしたい。

64bit pitfall 。int とポインタの幅が違うプラットフォームでは 次の記述が正しく動かないことがある:

printf("%p", NULL);
まあ↑こんなのを書く人はいないと思うのだけれど、 でも次の記述はありがちだ:
XtVaSetValues(w, XtNlabel, "hoge", NULL);

ちなみに ISO C 7.17 によれば、NULL は 「implementation-defined null pointer constant」に展開されるマクロで、 同 6.3.2.3 によれば null pointer constant というのは 「整数定数 0 か、それを void * へとキャストしたもの」とされてるので、 NULL が前者として定義されてると I32LP64 環境では上の例はことごとく失敗する(追記:そうとも限らないらしい)。 だから正しくは

printf("%p", (void *)NULL);
XtVaSetValues(w, XtNlabel, "hoge", (void *)NULL);
と書かなければならない。

まあ NULL マクロはそういった意味で有害なので、 自分で NULL の代替物を定義するに限るような気もする。 (←熊谷さんから「そんなこと言わないでー」というメールが来たので消しときます :D) 「最初から OS が (void *)0 として定義しといてくれればいいんじゃないの?」 と言う人もあるかもしれないが、 そうでない OS が実際に存在するという事実は消えないし、 それに NULL を (void *)0 としてしまうと C++ で困る。 追記あり

うーん 。 FILES が足りてないとかそういうことかなぁ。……ビンゴ!

ちょっとずれている 。 確かに「丸山さんの理論」として引用されている部分は、 「そもそもソフトウェア特許は特許法の適用範囲からズレてる」 という話なのは確かですけれども、 そもそも引用者がその辺を渾然一体のものとしてしているわけで、 いかんともしがたい。 まあそういう細かい所を置いといても「お前は今さら何を言ってるのだ」 感が拭えないというのが話のキモ。 個人的にひっそりとやってるような Blog ならば、 内容が N 周目だろうが飲み屋のクダマキだろうが、 それについて何か言おうという気もおこらないのだが、 CNET の影響力を背負った Blog でちょっとこれはないのではないかと。

もしかして、「初めてのブログ - 知財議論に参加してみよう!篇」 として読むのが正しいのだろうか、これ。

そういえば、「Blog とは何か」ということに関する人々の認識の バリアントを分類学の樹形図ぽいものにしたのがあったけど( これだこれだ )、 あれと同じようにソフトウェア特許の何が問題かという人々の認識の バリアントを樹形図にしたものがあると面白いかもしれない。

大阪の中国総領事館にガラス瓶 投げた男がやけどで重傷 - おまえは阿保か。どこぞの民度の低い連中と同じレベルに落ちる事なかれ。

ところで、 外務省はそろそろ海外危険情報で、 中国渡航者への注意喚起(危険度1)ないしは観光旅行延期勧告(危険度2)あたりを 検討した方がいいんじゃないのかな。 確かに Web 界隈を見てると「現地は思ったより平穏」らしいのだが、 まあ実際に日本の外交施設が被害にあっているのは事実なので、 国民の安全を守るという予防的な観点からも検討に値するだろうし、 あるいはそういう勧告によって「中国は危険である」というレッテルを 国内外に対して示してみるというちょっと姑息な戦術というのも、 外交の世界では必要なことなんじゃなかろうか。 JOC が IOC を通じて「北京五輪は大丈夫なの?」とお伺いを立ててみるという のも良いかもしれず(今持ち出すにしてはちょっと未来の話すぎるか)。 中国が日本のアキレス腱を執拗に攻めてるのだから、 日本も中国のアキレス腱を攻めるくらいのことはやってもよかろう。

64bit pitfall の話は soda さんによれば、 「スタックフレームに int を積む時に 64bit 拡張して積む ABI のほうが UNIX では一般的なんではなかろうか。だから多分平気」なんだそうです。 熊谷さんからは 「独自に NULL の代替物を定義するのはアレなので、 必要に応じて (void *)NULL しようよ」という提案が。 私はそれに対して 「まあ多分多くの場合では今まで通りで平気なんだから、 今まで通りに NULL にしといて困ったことが起きた時に考えればまあいいか」 という旨で応じておきました。まあいいかでまあいいか。優柔不断。

なんか「今日」というひとくくりで平たくする試みをしてみたが、 やっぱり読みにくいので明日からはちゃんとセクション立てするように 戻そうと思う。 というか俺は日記に文章を書きすぎなのではないかという気がしてきた。 これではまるで暇人みたいではないか。

弱い者いじめ 。 例の二分法的陣取りゲームという構図がここにもあてはまっていて、 どんどん完全禁煙化という勢力に押しつぶされているのも確かだから、 同情しなくもない部分は少なからず存在するのだが、 しかしながら自分たちが何もしてこなかったツケが回ってきているという認識が 根本的に欠けているようにも思われる。 もっとも、日本みたいな社会だと何かしようと思っても 実際にはいかんともしようにないような部分があるので、 なかなか難しいところではあるが。

極めて率直に私見を述べれば、 お上から禁煙場所を決められて、渋々とか苦々しくとか、 そういう感じで消極的に決め事に従う喫煙者のその姿こそ、 嫌煙者を真に苛つかせる原因になってるんじゃないかという気もしなくはない。 口を開けば禁煙についての不満ばかりで、 嫌煙者の煙に対する不満には耳を傾けようともしない、 というのが割と典型的な喫煙者の姿なのではないかなあ。 まあこれは逆もいえるので単に人間は身勝手だという証左に 過ぎないのかもしれん。程度の問題という観点では、 自分の勝手を通していた度合が減らされたことについての不満と、 他人の勝手な行動から迷惑を被っていることについての不満を比べたら、 後者のほうが多少は多めに不満を述べてもバチは当たるまいという気もするが。 身体的事情から煙を受け付けない人というのも本当に存在するし。

いずれにしても、 そうやってそれぞれがそれぞれの不満をぶつけているだけでは 強い方が勝つに決まってるわけで、 昔は数となしくずしの力で喫煙者が勝っていたし、 これからは外圧と正論の力で嫌煙者が勝つのかもしれない。 でもなんかそれは不幸な構図なんじゃないかなぁという気もする。

日本みたいな社会だと何かしようと思っても 実際にはいかんともしようにないような部分があるので なかなか難しいところではあるが、 やっぱり喫煙者にはもうちょっと積極的に分煙にかかわってもらいたいなあ、 というのが非喫煙者としての私の意見ですな。 何もしないでなすがままになった揚げ句の結果を弱い者いじめと 言われてもちと困る。 分煙という立場から建設的にものを言える喫煙者というのは皆無に等しい。 いるにはいるのかもしれないが、 少なくとも言論としての力や影響力を身につけていない。

まあそうはいっても、 非喫煙者だってほとんどなすがままになってるだけといえばそうなんだけど。 そのへんが日本みたいな社会だと何かしようと思っても 実際にはいかんともしようにないような部分の難しさではある。

やっぱり何か釈然としない優柔不断さを残しつつ日は暮れてゆくのであった。

平成17年4月19日(火曜日)

昨日

アーティチョークおつかいクエでセビリア→マラガ→パルマ→マルセイユ、 冒険家転職イベントでヴェネチアへ向かうため、 ボニファチオ海峡を抜けてナポリまで来たところで落ち。

読み返したので以下略。もう一回くらい読み返したい。 よくよく眺めてみると話の内容によって意図的に絵柄を変えてるような気配あり。 器用なことなり。器用さは武器にもなるが 器用貧乏という言葉もあるのでそこだけ要注意と思われる。

cairo

cairoで遊んでみた:

肉じゃがの先祖

ふと肉じゃがについての逸話を思い出したので書いておこうと思う。 欧州留学中に食べたビーフシチューのことが忘れられなかった東郷平八郎が、 帰国後コックにビーフシチューを作るよう命じたところ、 作り方が分からなかったコックが試行錯誤した揚げ句に出してきたのが 肉じゃがなのであった。

ぐぐると 肉じゃが誕生秘話 なんてページが見つかった。 舞鶴と呉が元祖争いをしているなんてあたりが面白い。

PJ

昨日出した この件 、 記事削除されちゃってますかね。 どこかに移動してるのかもしれないけれど、探した限りは無かった。 以下、削除されちゃったという前提の話だけれども、 ジャーナリスムとして、削除するくらいならば最初から載せない、 載せた以上は削除しない、というくらいの覚悟はないのか。 せめて削除した旨とその理由を訂正記事として出すべきではないのか。 ヌルすぎる。

喫煙規制が弱いもの苛めに見えるという意見は、個人的には、 一つの視点からの意見として正当なものなんじゃないかと思うわけです。 誰かを中傷したというわけでも、煽動したというわけでもない。 少なくとも、別の視点から論駁するだけの価値がある意見なのであって、 そういういろんな視点からの意見を持ちよって吟味するというプロセスを 経ないと最終的なコンセンサスなんてものは得られない。 もし何らかの苦情で削除したとか、 サイト運営者が自主規制として削除したのなら、 それは何かがおかしいと思う。

いずれにしても、一度出した記事をひっこめるとは、 ジャーナリズムとしては全くもって話にならんと思うのだが、 それをいうと大手新聞社のページも同じことを 平気でやるのでいかんともしがたい。

平成17年4月20日(水曜日)

昨日

無事ヴェネツィアに着いたので用事を済ませ、黒海調査クエを受けてアテネへ。 アテネ郊外に関する考古学の書きつけを三つ持っており、 うち二つは現状のスキルで調査可能だったので回収。 敵が強くて少々難儀。そのまま落ち。ここから先は敵地にて用心を要する。

読書。

親指からロマンス(4) / 椿 いづみ」 - 指圧で彼氏ゲット、というよくわからないテーマの漫画なのだが、 首尾よく彼氏ゲットしてしまったのでもはや指圧はあまり関係なくなりつつある。 しかしわたくしこの漫画について 「全身肩こり体質の女の子が整体師志願の男の子に出会い楽になる漫画」 であると記憶していたのだが、 どうも読んでいて食い違うのでよくよく思い出してみたところ、 それは桑田乃梨子の「ほぐれゆく私」の記憶だったことに気づいたのであった。

小ネタ

ムネヲアトヲタノム

ソーセージで鼻骨折

黒部もいいな

山師の手口を端的に解説