某日記

(後期)

平成18年2月22日(水曜日)

昨日

なんて素敵にジャパネスク 人妻編(3) / 山内 直実, 氷室 冴子 - なんかよーわからん流れだな。

魔法少女リリカルなのはA's / 都築 真紀, 長谷川 光司 - 買ってはみたものの全くネタが分からない罠。とらハは遠くなりにけり。

国のお金

あー、なんか国のお金を浪費して高速道路とか作ってる人の気持ちがなんとなくわかった。国のお金って麻薬だわ。

職業として何かを生産する場合は、内容の善し悪しよりもまず先に、それが売れるかどうかのほうが問題なわけさ。もちろん、内容が悪きゃ売れないので、内容が悪くてもいいってわけじゃないけれど、主としてはやっぱりまずは売れるということがあって、内容の良さというのは極端な話をすれば売るための手段に過ぎない。仮に、商品企画を行う人間が別にいたとしても、作り手がそういうことを考えなくてよいということにはならない。だから、売るためには内容の良さを犠牲にしなきゃいけないこともある。

しかるに、国のお金で何かをする場合ってのは、売れるか売れないかではない。もちろん目的は設定されてるから、その目的を達成するという範囲の制約はかかるけれども、その範囲内ならば、どんなに作りこもうが、逆にどんなに手を抜こうが構わないということになる。

私は思うに、道路公団で高速道路を設計しているような技術屋は、誰かが言った「技術屋のエートス」というようなものをフルに発揮して、できるだけ良いものを作ろうとしてるんじゃなかろうか。結局、国のお金で物を作ろうとする限り、適正なコストというのはできあがったものの善し悪しとの関係でしか語れないような気がする。つまり、「この程度の完成度でいいから、この程度のコストで作ってね」というような発想が出てきにくくて、「完成した物にはこれくらいのコストがかかる」という一方向的な発想になりやすい。民間なら、「そんなものは高くて誰も買わねーよ」っていう市場の自然な効果でブレーキがかかるのだけれども、国の場合には為政者の人為的なブレーキが必要になるんだろうね。

そんな感じで、国のお金で物を作るってのは、とことん楽をしたい人と、逆にとことん道を極めたい人にとっては天国だなーと思う。天国ってのは裏を返せば麻薬なわけだ。あまり浸りすぎると民間での日常生活には適応できなくなる。 もっとも、行政改革でそういうのは変わってゆくのかもしれない。上で挙げた高速道路の例なんかは、民間になって JH も企業努力を求められるようになってきているわけだし。

平成18年2月23日(木曜日)

昨日

魔法使いのたまごたち(1) / 石川 マサキ, 雑破 業 - ひょんなことから入学早々落ちこぼれ組になってしまった魔法学校の生徒たちの話。絵は多少アクがあるけれど、問題ない。

双月巫女(1) / アキヨシ カズタカ - ある意味 SF なんだけども、「ヨコ出し」的な其れ。 基本的にはほのぼのなんだけども、背景に何か苛烈な運命みたいなもんに対する呪縛を抱えてるというようなあたりも、ヨコ出し的。

もえちり!(1) / 堂高 しげる - 爆笑しながら半分くらい読んだ。初っ端から堂高ワールド全開でっせ。 草葉の蔭から国難を憂いて枕元に立つ「風見鶏」とかあいかわらずネタが危ない。 全国 47 都道府県の巫女が一堂に会する、という設定となれば、一昔前の少年マンガならトーナメントバトルが発生するわけですが、いまどきの少年マンガのお約束はもちろんアレ。 例によって二巻以降はぐだぐだになるかもわからんけど、とりあえずこの巻は良く書けてる。 少なくとも、妹選手権みたいに新しい妹を登場させて屋上屋を重ねるようなことはできないので(なんせもう 47 人も出てるからな!)、ああいうマンネリズムには落ちにくいような気もする(なった瞬間に連載が終わる)。 堂高マンガを知っていて、それでも躊躇せずに買える人にはお薦めというか面白いことは面白いのでとりあえず買ってから後悔しろ。

今日

Amazon で予約が始まったやぶうち優ファンBOOK / やぶうち 優の帯の煽りがあんまりといえばあんまりな件について。

しかし前なんとかさんはホント空気読めないよな。あれは政治家としては致命的なのではなかろうか。

平成18年2月24日(金曜日)

昨日

神社のススメ(3) / 田中 ユキ - そろそろ神社である必然性がなくなってまいりました。

ジパング(22) / かわぐち かいじ - 話進むの遅いな。

今日

ネコミミ - 旗の前でピョコンと飛び出してエアブレーキになる。 参考: トラ耳を取り戻した米五輪代表の女子選手 / Resi Stiegler

めも: マイメロってどんなキャラクター?

そういえば昨日のやぶうち優ファンBOOK / やぶうち 優だけれども、最新情報によれば副題が「やぶうち優の♀♂なお話」なので、よーするにそっちを前面に出してるってこっちゃな。やぶうちマンガで♀な話といえばタイミング良く生理が始まることだが、♂な話ってのは何だろう。フンドシの種類のことだろうか(「おちゃらかほい」を参照)。確かにブラジャー話とシンメトリックな関係にあるが、あんまりといえばあんまりな聯想。もちろん性的な意味で。

平成18年2月25日(土曜日)

昨日

でりつま / 山名 沢湖 - ぼくも専業主夫になって寝て暮らしたいです。

今日

いないはずの妹といっしょにゲームで遊ぶ夢を見た。御丁寧にも前に住んでた家だから子供のころの記憶という設定だ。かわいかった。冷静に考えてみれば、これは人間として良くない兆候だ。

ドトールでマターリ。

いつも行ってる本屋が潰れてた。考えてみれば 20 年以上前から御世話になってる本屋だ。別の経営者が同じ場所で書店を開く旨告知されていたけれど、きっともう元の本屋じゃない。

夕刊の素粒子。「ムセキニン連鎖球菌」は民主党より朝日の方が先だべ。

文章を書きつづけるコツ

文章なんてものはネタさえあればいくらでも書けることがわかった。後は毎日継続的に書くだけだ。ストックがあると気が楽になってますます筆が進むような効果があることに気づいた。例の奴はだいたい 2 日分くらいのストックが常にある。

逆に言えば、この日記は最近書くネタがなくて困る。凡人が独力で提供できる面白ネタなんてのはタカが知れているのが悩ましい。日記なんてものは新聞を毎日眺めるようにざっと読み流せるようなものが佳いのであって、誰もそこに書いてあることに意味なんて求めちゃいない。ニュースサイト的日記ってのはそういう意味ではひとつの到達点なのだけれども、私はそういうテレビ欄みたいな方向に進むつもりはない。

平成18年2月26日(日曜日)

昨日

アニメがお仕事!(4) / 石田 敦子 - あいかわらずの鬱展開。 はたして次巻では好転するのか?

今日

床屋。

ドトールでマターリ。

qmail - ぼかぁあのコードがセキュアだという話が全く信じられない。ソースを覗いてみたら頭を抱えると思うのだが。あのコードには可読性という概念が完全に欠如している。したがって、あれに何らかの変更を加えたものがセキュアでないという点はまず間違いない。

qmail の唯一評価できるところは、各々のプログラムの規模が小さいことであって、ウンココードではあるものの多分書いた本人であればギリギリ何とかなるようになってる。要するにトイコードの寄せ集めで MTA を作っちゃったという点が qmail のスゴい点なんだと思う。

もっとも、sendmail のコードがきれいかと言われると決してそうでもないが。

平成18年2月27日(月曜日)

昨日

二十面相の娘(6) / 小原 愼司を読んで寝た。

今日

青春18きっぷ1日分でどこまで行ける? - 甘い。南福岡まで行ける

東京 442 - 463A - 452 品川 510 - 725M - 621 小田原 622 - 723M - 645 熱海 649 - 425M - 918 浜松 929 - 931M - 1002 豊橋 1007 - 2305F - 1129 大垣 1136 - 219F - 1210 米原 1226 - 3459M - 1442 姫路 1506 - 3461M - 1525 相生 1526 - 1323M/1743M - 1757 糸崎 1759 - 375M - 1921 広島 1930 - 5483M/3483M - 2201 小郡 2205 - 3577M - 2311 下関 2313 - 271M - 021 福間 041 - 197M - 123 南福岡

福岡近郊区間の終電ではなくて、日付の変わった最初の停車駅とすると、海老津 002。

北行 。 見てなかったので見てみたわけですが。花輪線(好摩-大館)にギザモエルス。多分最近乗ってないんだろう。乗ってれば確実に「630 円って高いよな」という記憶が刻まれているはず。小鳥谷で巨大化しちゃうぞ。

それ以外のルートはだいたいボタンのかけ違えで阻まれますな。上越線経由は、新潟までは順調なのですが、8 分の差で白新線に乗り継げず。まあ乗り継げても今度は酒田で阻まれますが。

板谷越えで奥羽線に入ろうとすると福島の待ち時間が絶望的なので、仙山線経由をトライしてみるも羽前千歳にて 8 分の差で乗り継げず、板谷越えと同じスジに。陸羽東線経由は距離が長過ぎて板谷越えの筋より遅い。JR には失望しました。

平成18年2月28日(火曜日)

昨日

ちょこッとSister(5) / 雑破 業, 竹内 桜 - よくよく考えてみると、サンタにプレゼントされた設定が全然生きてない。

機工魔術士-enchanter(10) / 河内 和泉 - またウザい奴が出てきたが、姉がかわいいので許す。

美味しんぼ(94) / 雁屋 哲, 花咲 アキラ - BSE 問題。全頭検査に大した意味が無いのは確かなんだが、 煽るだけ煽って何ひとつ建設的なことは書いてない。 さりげなくオーストラリア牛が絶対的に安全であるような書き方をしてあるが、 いつもの病気(SM-DOS 病)だと思って聞き流すのがよさそう。