.おかしい、 18 きっぷ消費旅行を計画していたはずなのに、全然 18 きっぷを使わない計画になりつつある。 .だいたい、北陸方面への出発の切符としてムーンライトえちごのグリーンしか取れなかったところでミソが付いてるんだな。いろいろ練ってるうちに、「運賃に大差ないからもう北陸号でいいじゃん」という気になってきた。いや寝台特急だと料金がエライ違いだけれども。せっかくなので乗ったことがない能登号という選択肢もアリか(でもあれって見た目がボンネットなだけで乗る分には 485 と大差ないだろうしなあ)。 .とりあえず来週末もどっかに行かねばならぬな。 9 月の三連休(16〜18)もどっか行きたいし、 10 月頭には北海道でも乗りつぶしてくるかと思っているので、計画に忙しい。計画を練り始めると一時間二時間は平気で過ぎてゆく。懐具合は IP げふんげふん |
.前日上野出発の北陸号で金沢に出て、北陸線→城端線と乗り継いで城端からバスで白川郷。ガラガラなので一番後ろの席に陣どる。この路線は五箇山トンネルの両側のアップダウンが実に良い。 .蕎麦を食って城山登って白川郷の湯で風呂に入る。飛騨牛串焼きを食って、バスターミナルへ。 .バスで高山に抜けて、牛しぐれ寿司と上高地・乗鞍フリークーポンを購入。上高地行きバスに乗る。車内で牛しぐれ寿司を食ったうまかった。平湯トンネルから平湯温泉に下るつづら折りは圧巻。 .大正池で降りて上高地バスターミナルまで歩く。シャトルバスで平湯温泉まで戻って一泊。一泊二食付き 14,800 円は、ハイシーズンの一人泊ではこんなもの。温泉宿としてごく普通の水準。むしろ直前に予約取れただけ御の字。 |
.8:00 のシャトルバスでふたたび上高地へ。今度は河童橋から明神橋までを反時計回りで一周。明神池を眺めてから河童橋まで戻る。河童橋横のカフェで上高地コロッケとサンドウィッチを買ってターミナルに戻る。 .シャトルバスを待っている間にコロッケ食う。じゃがいもがたっぷり詰まったコロッケでウマー。 .11:10 のシャトルバスで平湯温泉まで戻って、 11:45 の乗鞍畳平行きシャトルバスに乗る。乗鞍スカイラインの上の方は曇ってて全然見えなかった。なお、右側に座った方が良さそう。 .畳平も曇っててあまり良く見えない。サンドウィッチを食う。富士見岳に登って降りて、 14:10 乗鞍高原行きバスでエコーラインを下る。 .休暇村で降りて、バスを待つ間に国民宿舎ロビーの喫茶店で時間を潰す。横に入浴施設もあるが、間合いがあまりないから風呂に入るのはやめた。一度泊まってみたいところ。 15:31 新島々行きバスに乗る。観光センターから混んできた。どうも翌日に自転車のロードレースがあるらしく、練習してる自転車をよく見掛けた。 .新島々から松本電鉄で松本。新しいコンコースに変わってた。しかしあいかわらず待合室が改札の外にあるのはどういうことかと。中央西線が大雨で止まっているらしく、ダイヤが乱れてる。夕飯を仕入れて大糸線ホームでざる蕎麦を食う。そうこうしてるうちに、大糸線も大雨で運転見合わせになった。松本も空の色がおかしい。 .こりゃヤバいなと思ってホームで長野行きを待っていたら、ピカっと光ってパリパリズドーンと来た。続いてバラバラと大きな音を立てて雨が降ってきた。 .5 分ほど遅れて長野行き出発。雨は非常に局地的だったらしく、坂北のあたりでは既に雨の形跡がなくて、姥捨では非常に見通しがよかった。当初姥捨でぼーっとしようかと思ったが、後続の電車が止まったらシャレにならんからやめた。 .長野で泊まる。少し前にワシントンホテルプラザだった時代に泊まったことがある建物なのだが、現在は別のところに経営が移ってる。朝食フリーなのは良いが、ワシントンホテル時代と比べると全体的にケチ臭くなったような気がする。まあ 4800 円なのでこんなもんだろう。駅から少し歩くのが難点。 |
.結局唯一の 18 きっぷデー。当初は上越線で戻ってこようと思ったが、天気が非常に良さそうだったので 18 きっぷ的には負け覚悟で羽越線を北上するルートを取ることに。 .妙高 1 号→くびき野 3 号と乗り継いで新津。くびき野 3 号に新設された指定席車は、クロハ 485 の 1000 番台だった。新井で乗り継げるようになったのは良い。欲を言えば、新津で磐越西線の会津若松行きに乗り継げるようにしてもらいたいところ。直江津の北越号追い越しの長停車で「越後の小昼(こびり)」を購入。うまかった。直江津はホテルセンチュリーイカヤとホテルハイマートが駅弁で競走してるので良い。 .新津→新発田。キハ 110 二連。 .新発田→村上はいなほでワープ。 .村上→余目。一度ここの普通列車に乗ってみたかったから乗ってみたが、どうということはない。キハ 40 + キハ 47 。キハ 40 はロングシートで萎え。 .余目→新庄。今回は割と乗り継ぎが良いが、陸羽西線はちょっと前の改正で減便されて使いにくくなった。 .新庄→東京。発車を待ってたらワゴンが来たので牛肉どまん中とビールを買った。腹が減ってたので、発車を待ってすぐ食った。グースカ寝てたら「牛肉どまん中をお待ちのお客さまお待たせしました」とか言いながらお姉さんが回ってきたので米沢を過ぎたことがわかった。郡山で起床したらワゴンが来たのでコーヒーを買った。大宮過ぎてからトイレに行った時になんとなしに座席ネットを眺めていたのだが、空き箱があるわあるわ。つばさにおける牛肉どまん中率の高さは異常。 .東京から川崎経由で帰宅。 |
.GNU 開発ツール自費出版 - 「市場の雑誌や書籍はいずれかの側に大きく傾いているために、これまで受け皿がありませんでした」って、「インターフェース」ですらダメですか。 .「科学道不覚悟は切腹よ♪」というフレーズが思い浮かんだ。 .われわれ人類は他でもない科学に頼って現在の繁栄を謳歌しているのに、都合が悪いときだけ科学を否定するのは虫がよすぎるということを理解しよう。自然をなるべく忠実に記述するのが科学という学問なのであって、人間にとって都合のいい形で記述できるとは限らない。たとえば、電子の位置と運動量を同時に正確に調べる方法を科学は記述できないのだけれども、それを行いたいというのは人間の都合であって自然の都合ではない。そういうままならんことを受け入れるのが科学道であって、それができていないのは不覚悟であらん。 .念のため書いとくと、これの元ネタは唐沢俊一の民主主義道不覚悟でござる。民主主義に関して、まったく上と同じ話が成り立つ。 .そーいえば少し時期を逸しているが、小泉総理インタビュー - ここに注目しておこう: 【質問】 改めて、靖国神社に合祀されているA級戦犯の戦争責任については、どうお考えになるか、お願いいたします。小泉首相自身は、その辺の安っちい右翼とは違って、戦争責任そのものまで無効としているわけではないことを、たとえ参拝反対派であっても一応は尊重してやるべきではなかろうか。少なくとも本人が「戦没者全体に対して、哀悼の念を表するために参拝しているんです」と言っている以上、一方的に「A 級戦犯を崇めてる」みたいな極めつけはできない(しかしここで「戦没者」に A 級戦犯が含まれてるかどうかを問い詰めない記者は物足りないところだねえ)。 .もちろん、「それでも A 級戦犯が合祀されていることには変わらず、したがって A 級戦犯を追悼してることになるのではないか」というような指摘は可能で、李下に冠を正さずという言葉もあることだし、これは一つの考え方としては正しいのだけれども、しかしながら国民の間でそれがコンセンサスとして確立されていない以上は、単なる一意見の域を出ていない(そもそも「A 級戦犯を追悼する」のが悪いことなのかどうかにもコンセンサスはないし、あるいは「追悼する」ことと「崇める」こととの間には大きな隔たりがあるが、それは置いておく)。 .だいたい「A 級戦犯の罪とは何か」というのは実に難しい問題であって、東京裁判を無効とする立場もあれば、 A 級戦犯は極悪人であるという立場もある。しかしながら、国際的にはサンフランシスコ講和条約で日本が東京裁判の判決を受け入れたという事実は事実としてあって、小泉首相はその事実を事実として受け入れてるというだけのことなんだろう。ここでは「A 級戦犯の罪とは何か」には答えていないし、「サ条約という事実」を受け入れるだけで先の質問に対する回答としては十分だから答える必要もない。東京裁判の合理性についての小泉首相自身の所感というのも当然あるのだろうけど、余計なことは言わないに限る。逆にいえば、それを言わせないで済ませている記者には物足りなさを感じる。 .それにしても、昨秋の衆院選挙に続いて今回もマスコミが笛吹いても輿論が踊らなかったというのはなかなか興味深い現象で、今回は中韓すら全然踊らなかったというのは正直失笑を禁じ得ない。本当に正しいかどうかは別にしても、正しいことを主張したかったら何よりまず正しい手段でそれを行わないといかんのだが、今のマスコミに欠けているのは正にその姿勢だろうな。 |
.リスクとハザード - 「リスクを読む」という観点では、リスク対象の性質のポイントさえ押さえていさえすれば、リスク対象の専門家である必要すらない。現代自然科学のモジュラリティの高さと、それに起因する分業性応用性の高さを示す例。 .もはやリスク評価については統計学的見地からほとんど結論がでているようなので、あとは理性が感情を制御できるかどうかというレベルの問題だわな。 .研究者が政治的な動きをしてはいけないというのならば、自分の意見が通らないことをもって食品安全委員会を辞するという政治的パフォーマンスを行うのもいけないことだとしなければならん。そもそも、食品安全委員会に参加することもいかんということになりそうなもんなのだが。もちろんこれは極論である。いうまでもないが、私はこんな極論に与するつもりはない。しかし、一度極論を持ち出したら、(それを取り下げない限り)自分の都合の悪い極論を選択的に受け入れないということは許されない。それは The kernel authorization framework in NetBSD first appeared in NetBSD 5.0, and is a clean-room implementation based on Apple TN2127, available at http://developer.apple.com/technotes/tn2005/tn2127.html. The Kauth system is new in Mac OS X 10.4 Tiger. It was implemented primarily to simplify the implementation of access control lists (ACLs), a major new feature of the Tiger kernel. Because evaluating an ACL is a complex task, the code for doing this has been abstracted out of each file system plug-in and moved into the kernel proper. Kauth does this in a general and flexible way. .ハーマイオニーニュースのサイトが重いのは、万一恥ずかしい記事を掲載してしまった時に恥の拡散速度を遅くするための方策と見られていたが(「恥伝送帯域の制限」)、どうやら増強された模様。しかし、早速釣られて光の速さで恥が拡散したらしい。 .そんな応用はありません 。読解力失格です。たしかに、自省とかダブルスタンダードみたいな概念のないことが明らかなレベルの人に対して、ああいう茶々を入れても馬耳東風だったなと反省。3 回の茶々入れをしたわけだけど、どっかで気づくと思った俺が甘かった。 .うん、確かに「正しいことを主張するためには正しい手段を取る必要がある」というのはほとんどの場合に真理であって、したがって「茶々だから間違い」で済ましちまうのもバトルとしては実に正しい。当然それは私も受け入れよう。しかしながら、その「正しい手段」が全然できてない人にそれを言われたくないってのはあるけど。あー、同じレベルに堕しちまったなあ俺。つまらんことをしたもんだと反省。 .正しい主張を正しくない手段をもって主張してもちゃんとそれを正しい主張にみせられる説得力、つまりこれは山形浩生のお家芸なのだけれども(たとえばこれ)、一朝一夕では身につかぬな。 |
.芥川の蜘蛛の糸を思い出した。釈迦は一回しかチャンスを与えなかったが、何度チャンスを与えてもきっと陀多は奈落から這い上がることはできなかっただろう。そんな気がした。 .MugenViewer - あれじゃな、いまは亡き ryoko_komachi たんが作ってた落書きソフトの話ででてきた、ビットマップデータをベクトルデータ化する手法の応用。 .今でも恐くてフグに手を出さん奴もいるし、一方でテトロドトキシンなんてものの存在がわかんなかったころから適切に処置して食っていた奴もおる。現在のフグの処置がどれくらい安全かなんて誰も気にしていないが、考えてみれば恐いことだ。 .やっぱりというかなんというか、モーマイニュースはいろいろアレらしいな。 .ぐぐったら一件も「モーマイニュース」は出てこなかったので、ここにオリジナル宣言。 .ここはノー |
.大本營發表……本日夕刻頃發生シタ地震ニ依リ、本ヶ峰(1.78m・推定)六合目付近ヨリ上ノ山體ガ崩壊セシメラレタリ。此山體崩壊ニヨリ發生シタ土石流ニテ周邊ハ埋メ盡クサレ、ソノ被害ハ甚大也。我軍工兵懸命ノ作業ニヨリ約二時間後ニハ交通等復舊シタ。尚此結果、本ヶ峰ノ標高ハ約 1.5m ニナツタモノト推定サレル。 .Ziddyちゃんの「私を社食に連れてって」:NEC 玉川事業場編 - こんなの玉川事業場じゃないやい! .いやね、話のタネとして N 社勤めのころの話をするときにまず持ち出すのが、「玉川事業場のカレーはマズい」だったのだよ。玉川事業場は広いから、社食くらいはいくつかあったような気がするけれど、その当時、線路に近い二階建てくらいのノコギリ屋根の社食があって(当然往時は工場だったのを改修したんだろう)、そこで食ったカレーがつまりマズかった。三田あたりだと如何にも業務用缶詰の温め直し然としたのが出てくるので、まあ大してうまくないにしてもそれなりに食べられたのだが、ここのはどうも一から作っている風味であった。自前で作ればおいしいかというと全くそんなことはなくて、残念ながら私の口には合わなかった。作ってた人ごめんなさい。でもちゃんと残さず食べたぞ。 .電車でたまに向河原のあたりを通ると、車窓から見える玉川事業場の敷地内はすっかり小綺麗なものになってしまった。たぶんあのあたりは新しいビルで潰されてるので、件の社食ももう残っていないだろうと思う。N 社時代の記憶にも最早ロクなのが残ってない俺。 .なお、 N の社食がマズかったのは全社的な傾向で、今はマシになったのかもしれないが、当時は社食売店専門の子会社が独占してたので、あまり安くない癖にあまりうまくないという感じであった。市場競争重要。話はズレるが、 N 社はどうも本業とはあんまり関係なさそうな変な子会社がいろいろあって、それこそ社員をゆりかごから墓場までサポートできるんじゃないかという感じであった。林業とかはさすがにやってなかったと思う。あおいくまあおいくま、もとい、くわばらくわばら。御殿山あたりの社食の安さを聞くにつけ、「こりゃみんな S 社に逃げるわけだ」と思った。 |