某日記

(後期)

平成18年11月21日(火曜日)

今日

そーいえば、ハードディスクレコーダーのファームのバージョンを上げたら、 VR モードで録画した BS1 の音声多重放送の音声切替えができなくなって困る。具体的には NFL 中継で日本語と英語がそれぞれ左右から聞こえる状態で固定されてしまっている。

いわゆる CM スキップ機能は正しく働いていて、ステレオ放送の BS ニュースをスキップしていることを鑑みるに、内部的にはステレオと音声多重の区別ができているようなのだが、音声切替えボタンを押しても画面表示に何か Codec の属性が表示されるだけで、切替えができない。

SambaがNovellにMicrosoftとの提携解消を要請 - この話が出たころから、「Linux OS っていうのが Linux カーネルだけとは限らない……つまり非 GPL なアプリケーションないしはミドルウェアかもしれない」という話もあったのだけれども、やっぱり Samba の CIFS がらみの話なのかねぇ。だとすれば、少なくとも GPL はあまり関係ない気がする(カーネルサイドの smbfs ファイルシステムなんて無くてもそんなに困まらないでしょ)。

MS が具体的に言えない理由ってのは、少なくとも建前上は証拠保全という観点なんだろうけど(ここで「オープンソースだから証拠の隠蔽なんてしようがないじゃん」なんて世迷い言は言わないように……ソースというのは証拠の一部に過ぎない)、でもなぁ、それならそれで可及的速やかに司法プロセスに入ってもらいたいものだ。

ちょっと気になって調べてみたが、カキに一度あたるとあたりやすくなる、というのはやっぱり医学的根拠が無いらしい。カキの激烈な食中毒症状の原因はノロウィルスなのだが、カキは多かれ少なかれこいつを持っているから、あたるときはあたる。繰り返しあたる人というのは、もともとこのウィルスに対する免疫力が弱い人なのかもしれない。

予防としては、生で食べないのが一番で、あとは、体調がよくないときには食べないのと、食べ過ぎないくらいか。たとえ生ガキを食わなくても、調理の過程で衛生が確保されていないと間接的にあたる可能性があるので、そういうところも注意。

「はばタン」ひょうご観光大使に - 微妙。

たまたまヤフオクで PS3 を検索したら☆1円から!PS3☆60G!!PSPとDSを超える箱画像!!。削除されるかもしれないのである程度 QandA から転載:


ちなみにこれ書いている現在、 17500 円。 

夜中

今日の釣果:

いろいろ試みてみたがやっぱり音声多重問題は解決しない。あと、 BS ニュースはステレオではなくてモノラルだった。

カキのネタは前にも書いたような気がするのを思い出した。何度も「いや、一度当たると何度でもあたる」と言われるので。

平成18年11月22日(水曜日)

今日

大阪―鹿児島に直通の新幹線・2011年春から - 結局そうなったか。山陽新幹線と ATC 方式が違うからうんぬん言ってたような気がするけど、どうせ山陽新幹線の ATC もそのうちデジタル化するんだろう。

平成18年11月27日(月曜日)

連休

南紀に行ってきた。

今日

GPLの本旨と特許「保険」について - そういう「勘違い」をしてる人がいるのかどうかは知らないけど、「特許違反が判明しても金銭的な訴訟を受けない」保険はありうる。これによって GPL に新たな制限が追加されるわけではないし、選択的にライセンシーの権利を制限してるわけでもない。まあ、特許違反が判明して誰かが訴訟に負けたりした時点で GPL の 7 条に基づいて「結果としてあなたは『プログラム』を頒布することが全くできないということである」ということになるだろうけど。こんなのは全然特別なことでもなんでもなくて、クロスライセンスの本来の目的の一つなので念のため。

ちなみに mhatta 氏の言うような契約がはたして氏の言う通り結んだ時点で GPL に違反するかと云われるとよくわからないところではあるのだが(氏の言う通りの解釈もあるだろうが、別の解釈もあり得る……私は「単にそういう契約は無効」の方が自然だと思うんだが……というか、もし氏の解釈が正しいなら、包括的クロスライセンス契約を結んでいる全ての企業は GPL なソフトウェアを配布できないってことになる。それはそれで楽しいけど)、結局どこかの時点で 7 条が適用されるから、意味がないのは確かだろうな。

いずれにしても、 Novell の件に関しては「契約内容がよくわかんないので何とも言えない」と言っておくのが正しい。

動的生成と静的生成 - いまさらこういう議論が起こるのは Web 日記がガラパゴスだということでしょうな。ガラパゴス諸島に探検にいかない人が悪いのか、ガラパゴス諸島が外界と隔絶してるのが悪いのか、そもそも議論が重複するのが悪いことなのかすらもよくわかんないけど。

というかなぁ、 CGI (mod_perl とかもそうだけど)って仕組みが根本的に良くないんだよなぁ。実装の質に左右されすぎ。もうちょっと実装の質によらずに QoS を確保できるような動的な仕組みが欲しいところ。まーフレームワークみたいなもんでどうにかするんかね。

エロゲにおける売り上げと評価の格差 - 「格差」という言葉の用法に驚いた。

平成18年11月28日(火曜日)

昨日

日記の日付を間違えてたので訂正。

ぬれ煎餅とか

ぬれ煎餅でいい気分になってるお前ら、高千穂鉄道のことも知ってください - 個々の主張自体はそれほど悪くないが悪文だのう。誰を批判したいのか、あるいは、何でここで高千穂鉄道が出てくるのか、この文章ではよくわからぬ。まあこのところの馬鹿騒ぎに苦言を呈したくなる気持ちも分かるけど。

高千穂鉄道の例について解説しておくと、どこの地方鉄道会社も経営基盤が脆弱なので、ひとたび災害でも起きてインフラが破壊されたら、もう復旧するだけの資金もないという厳しい現実を表している事例。本来、社会にとって必要なインフラというのは行政がある程度責任をもって整備維持するべきなのだけれども、多くの地方鉄道はもはや必要なものとは見做されていない模様。さもありなん。

事故が起こらなければ大丈夫かというと全くそんなことはなくて、大抵の地方鉄道は赤字を垂れ流しているのが現実。最近の状況を見てると、この 2000 年代が日本の地方鉄道の終焉の decade ってことになりそう。これはしょうがないことだと思う。

ところで、「煎餅で電車は走らない」というのは、半分くらい間違ってますな。副業でもなんでも、たとえ本業より副業の方が儲けていても、それで全体が回るのならばなんの問題もない。あるいは、株式会社なら株主が文句を言わなければそれで構わない。現実を見た場合、社長の着服があったにせよ全体が回ってないから問題なんだし、今回の騒動の現状追認的な意味で「走らない」と言うのは間違ってないんだけど、ただ、高千穂鉄道みたいな例を持ち出して一般論へ持ち込もうとしているときに、副業の象徴としての「煎餅」を持ち出すならば、そういう副業方式がうまくいかない根拠をちゃんと示さないと、「煎餅で電車は走らない」なんてかっこよさげに言っても、何か気にくわない騒ぎを見て妙に依怙地になってるだけに見える。

ただ、ぬれ煎餅方式の副業があまり良い方法でないというのは私もそう思う。煎餅に電車賃が上乗せされてるのに、煎餅を買う側はそれに見合うような対価を得られていないのだから、競合者が出てくればそっちのほうがコスト安な分、値段が同じならもっと品質の良いものがでてくるはずだし、同じ品質なら値段が下がるはず。単に電車が足を引っ張ってるだけの副業は、そうそううまくいかない。いわゆる小林一三方式の副業みたいに、家を建てて電車を走らせてその相乗効果で両方を繁栄させる、みたいな副業とはそこが違う(まあアレはアレで問題もあるけど)。たしかに、お涙頂戴で煎餅の売上げを伸ばすというような妙な相乗効果はありえたわけだけれども、そういう商売は長くは続かんわけですね。

でもまあ、こんな宝くじみたいな収入でも、考える時間を作れるだけ無駄じゃないんじゃないですかね。そりゃあ、もしかしたら、延命なんてしないですっぱり切ってしまった方が、結果としてはお金はかかんなかったってことになるかもしれないけれど、それは結果論というものでね。そのもらった金を有効に使えるかどうかってところが問題であって、むしろ、叱咤するならこの後でしょうな。

今日

そーいえば昨日書いた mhatta 氏の話だけれども、そもそも mhatta 氏の話がおかしいのは、「ライセンサーからの一方的な許諾終了条項を今GPLに持ち込んでいるに等しいからだ」という強弁だな。ぜんぜん等しくないよ。

平成18年11月29日(水曜日)

昨日

瀬戸の花嫁(11) / 木村 太彦 - またケッタイなのが出てきて、いつのまにかメイド喫茶篇終了。

ビブリオテーク・リブ / 佐藤 明機 - 復刻版。変なキャラと壮大な SF 装置を用意してバカバカしいギャグでオチをつける、そんな漫画。

アニコン(2) / やぶうち 優 - 完結。かなりイタいものになっております。たぶん黒歴史の一つに入るような気もするが、なにぶんにもやぶうちセンセイは黒歴史だらけなので今更気にすることもない気もする。

わたしの+おくすり / 高宮 智 - これもまあ普通であって悪くはないのだけれども、高宮センセイも特色を生かしつつ、もうひと化けくらいは欲しいところ。

みこもえ。 / 琴の若子 - シチュエーションが違うだけで、やってることはいつもと変わらないハーレム漫画。

ちょこッとSister(7) / 雑破 業,竹内 桜 - さて佳境に入って参りました。はるまと管理人さんをくっつけるのはいいとして、ちょこをどう取り扱うつもりなのかが次巻の見物。やっぱりサンタに回収されていくみたいな一山があるのか。

たかまれ! タカマル(11) / 近藤るるる - CF 作成篇と合宿篇。タカマルは幸地さんに傾き中だが、なにぶんにも優柔不断だから次巻以降はまたわからない。

今日

自動改札を通れないきっぷ - えーと……。名古屋駅の駅員さん、それではなくて菱形のを捺さないとダメだよ ←そういう問題ではない

平成18年11月30日(木曜日)

今日

「核保有」議論容認6割 毎日新聞世論調査 - やっぱり国民は、たとい無知ではあったとしても愚かではないから、「議論すること」と「肯定すること」が全く別の次元の話であることをわかっている。いうまでもなく私は「核武装なんて無意味だけど議論したけりゃすれば?」派。

ところが、ある種のメンタリティを持っている人はそれが分からない。「議論しようとする人は核武装を肯定しようとしている」と決めつけようとする(まあ結果として肯定される可能性はあるけど、それも民主主義だ……完膚なきまでに否定される可能性もあるのだし)。こういう論法をアートのプロに因んで高橋メソッドと名付けよう。

冗談はおいといて、どうみても日本国民の輿論は核武装否定で揺るぎないし、いくら議論してもそれが揺らぐような状況でもない。だから、いくらでも議論をやらせればいいのに。むしろ、反核派にとって本当に敵視すべき人間の洗い出しに使えるじゃん。社民なんかがアホなのは、そういうプラグマチックな状況判断ができないとこだねぇ。もっと簡単にいえば空気読め。まあそれを言ったら「議論が必要だ」とか言い出す方も空気読んだ方がいいとは思うけど。