某日記

(前期)

平成19年3月2日(金曜日)

昨日

9:02pm コーラスバージョン(あずさ・真・美希)を作って遊んだ。

最初 Audacity 付録のピッチシフターでやろうかと思ったが、あれのピッチシフターはフォルマント補正がないのでちょっとやってみても全然話にならず。んで、家にあるエフェクトプラグインをいろいろ漁ったら、 SOL2 添付の YAMAHA 製 VoiceFix エフェクトが出てきた。音程自動認識機能と MIDI 制御があるのでいちいちシフト量を計算しなくても良いのはいいんだけど、外部からコントロールチェンジかなんかで直接シフト量を弄れるようにもなっていると、もっと良いと思う。

こういう曲は斉唱では全く面白くないので、次回作は是非ハモれるようにしてください。

今日

「白いかもめ」絶滅させるな 新幹線反対の鹿島市長 長崎線存続の象徴に - まあ「かもめ」は伝統ある特急名だから新幹線の名前として残るだろうけど。

結局、国として整備新幹線一辺倒で他の選択肢の用意が全く無いのが問題だろうな。新幹線とか高速道路みたいな大味なことを大味な形のままで続けてるという構図はあまり改革されてないよなあ。わたしゃ格差社会みたいな安直なレッテルは好きではないのだけれども、鉄道の受益者として地元住民と通過旅客という二つの立場があるところで、その間で折り合いを付けようとするような方法論を用意してないんだから、弱者切り捨てという謗りにも一理あるような気はする。

ゆったりやくも

The DSP Dimension

平成19年3月3日(土曜日)

今週の査収物

つっこみ力 / パオロ・マッツァリーノ

エム×ゼロ(2) / 叶 恭弘

とらわれごっこ(1) / サカモト ミク

夏のあらし!(1) / 小林 尽

春行きバス(3) / 宇佐美 真紀

いっしょにおふろ / タアモ

今日

趣味プログラマが業界で生きて行くには - 中学生の妄想を読んでしまったような気持ちの悪さ。せめてこの読後感を読者諸君にも味わわせてやることで自分の気を紛らわせようと思う。一つだけ読者の皆様にアドバイスをするならば、「趣味プログラマ」を「シャア・アズナブル」と脳内置換したほうが楽しく読めると思います。

中学生の妄想で思い出したが、とある歌に「まだ見ぬ彼にラブレターを書いて自分の机の袖斗に忍ばせておいてる」というような旨の句があるんですが、中年だって辞表を書いて懐に忍ばせておいたりはしない昨今、初恋未満の中学生くらいの女の子の行為としてこれは尋常なんでしょうか。

某所から 「禁じられた恋」 兄妹のペア引き離し 豊岡 - これなんてエロゲ?

不思議な言葉「号車」って変ですか? - 抽象概念としての「号車」は確かに置き換え不可能ではあるものの、そんな厳密な抽象概念を要求する場面はほとんどない。本当に必要なのは「号車番号」くらいか。

記事に出てくる話で言えば、「禁煙の号車は 1 号車です」は「禁煙の車両は 1 号車です」という言い換えで実用上問題ないし、「号車案内札」も同様に「乗車案内札」で置き換えられる。この言葉は実用上の問題ではなくて論理的な几帳面さから出てるような気がするのだが、その割に言葉に対する几帳面さは欠いている気もする。自分が発言しようとしていることの意図が厳密には「禁煙車両の号車番号は 1 号車です」という内容だった時に、これを「禁煙の車両は 1 号車です」と言い換えるのは、たとえそれで実用上は問題がなくとも自分の意図を意訳していることに相違ないのだけれども、しかし「禁煙車両の号車番号」なんて論理的厳密性を発揮してる車掌はいなくて「禁煙の号車」で済ませてる。これでは「号車」が「車両」なんだか「号車番号」なんだかあいまいで、あまり厳密な物言いとは言えない。そのあたり訳がわからない。まあそれが本当に必要なら使うのに躊躇しなくていいとは思うが、そもそも必要性に疑問があるのが一番の問題なのだろう。

ところで、国語として見た場合、本当にこういう用例って無いものなんですかね? 「階建てとは言わない」とか尤もらしい例えが出てるけれども、本当に鵜呑みにしていいんだろうか。

とか書いてる途中にこの辺一帯が停電になった。今時珍しい。一時間くらいで復旧したのが東電の偉いところ。多分トランスが一個死んだとかその程度なんだろう。

停電してる途中に「つっこみ力」を読んだけれども、これは三話オムニバスのうちの一つの話題が「つっこみ力」なのであって、基本的にはいつもの統計漫談です。

平成19年3月4日(日曜日)

今日

ドトールでマターリ。

夜。自分で CRI ADX デコーダを書いてみた。

ADX はスケーリングファクタをチャンク(32サンプル)ごとに明示的に与えるタイプの 4bit APCM なのだが、ディテールを残すために高域を上げ低域を下げてエンコードしてある。アナログレコードのイコライゼーションと同じ発想ですな。んで、デコード時に 2 次の IIR フィルタで逆の特性のイコライザをかけてる。

アイマスの曲ファイルは fs=48kHz の ADX 形式なのだが、フィルタの係数はネットに出回ってるセガサターン時代のものでいいんだろうか。この辺を読むと、 fs=44.1kHz のフィルタ係数ということみたいなのだが。まあ 44.1kHz と 48kHz では誤差みたいなもんではあるが。

平成19年3月5日(月曜日)

今日

ハードウェア解放せよ -フリーソフト"総本山"FSF、ハードベンダに呼びかけ - ソフトウェアでやったことと同じことをやればいいんじゃね?

最近のカーネル。コアアドレスを示す由緒正しい型である caddr_t には const 参照を扱えないというスタイル上の欠点があって、そのために ccaddr_t とか用意するのも業腹だから、今となっては使わないほうがいいのだが、しかし古いコードまでジェノサイドする必要もあるまいに。

Tx: Succinct Trie Data structure - Trie を見るたびに collation を実装しないとと思い出す。

いつのまにか Darts も LGPL と BSD ライセンスの併記になっていた。 テンプレートクラスライブラリに LGPL 付けても意味がないので(LGPL にはコピーレフト性の及ぶ範囲として「短いインライン関数は範囲外だぜ(=でも長いのは容赦しないよ)」って書いてあるんだけどみんな知ってた?)、さもありなん。

春のやぶうち祭り

ADX

ADX のデコード時の IIR フィルタの周波数-振幅特性をこちらのツールで作ってみた:

ちなみに k=a0=1, a1=a2=0, b1=-1.791, b2=0.802 として計算。フォームの入力順にバグがあるので注意。

帰還項しかない(つまり a1=a2=0 の) IIR フィルタの逆変換は FIR フィルタになるのだが、要するに a0=1, a1=-1.791, a2=0.802 で OK 。

なお、いわゆる DPCM というのは、エンコーダで a1=-1 な一次 FIR フィルタを掛けてデコーダで b1=-1 な一次 IIR フィルタを掛けているのと等価なのだな。当り前といえば当り前なのだが、これもエンコード時に高域を持ち上げてデコード時に下げてることになる。時間領域と周波数領域の密接な関係を暗示していて面白い。

ADX がなんで DPCM ではなくて APCM + IIR フィルタでやっているのかを推測するに、インパルス応答の特性の良さにあるんじゃないかという気がする。 DPCM や ADPCM はどうしても直流成分が残りがちで、これがプチノイズの原因になるのだが、 ADX のフィルタはこんなきれいなインパルス応答になっている:

たぶん音質は ADPCM のほうがいいんじゃねえかという気はするのだが、ゲームのサウンド再生用という用途ではこの方が扱いやすい。理にかなってる。

平成19年3月6日(火曜日)

昨日の査収物

ひたいに三日月 / 時計野 はり

with!!(2) / 斉藤 けん

ひだまりスケッチアンソロジーコミック(1) - いまいち。 kashmir センセイならば、もっとハジけた宮ちゃんを描けたはずなので、もっと頑張りましょう。

今日

喉がいたい。

わたくし思えらく、 BIOS に頼らずにハイバネを実現するための一番無難かつ確実な方法は、ローダーで何とかする方法だ。わざわざカーネルが自分でセーブすべき情報とそうでない情報を選別するような方法論は、長期的に見たら絶対にメンテができなくなるだろう(まあページキャッシュのフラッシュと、それによって発生した未使用ページの除外くらいはしてもいいと思うけど)。いずれにしても、そういうのをカーネル内でやろうとすると、自分で自分のズボンのスソを踏んづけるようなことになりがち。また、カーネルが動き出してからリストアするのもややこしい。

平成19年3月7日(水曜日)

今日

の゛と゛か゛い゛た゛い゛

平成19年3月8日(木曜日)

昨日

MSDN の整理。 MSDN の DVD メディアにはそれぞれ 4 桁の番号が付いていて、改定があるとリビジョン番号がくっつく。新しいリビジョンのが来たら古いリビジョンのは破棄してよいと書いてある。しかし、同じ DVD 番号のリビジョン違いなのに、メディアに書かれている見出しが違うのがあるのは何なんだろう。単に古い物件を書いてないだけなのかしら。

フル・コン(6) / 北浜 かぶと, みなづき 忍 - デレ展開に入って完結。通しではツン:デレ比 = 8:2 くらいか。ある意味理想的。

ちこりん日記(1) / 山野 りんりん - 天然ボケ妹と、妹を溺愛する兄の四コマまんが。妹を想うあまりの奇行で毎回必ず警察の御世話になる兄。

今日

みどり湖ちゃん

ガリバートンネル

2次創作を禁止された漫画の楽しさは半減する - この人の個人的感情としては理解できるけれど、ピンとこない。二次創作込みで漫画を楽しんでいる人種は決してメジャーではないのだから。

しかし、既に著作権法が述べているようなことをあえて繰り返して明示(という形の確固たる意志表示を)しなければならないほどのデメリットが二次創作にあるのかどうかはよくわからない。まあ著作物の管理を委任されている側という立場もあるのだろう。

「中国が攻める可能性ある」中川政調会長、脅威論を展開 - 実際に本人がどう言ったのか知らないけれど、こういうレトリックは関心しない。中国に対して警戒を行う必要があるというのは間違いないが、中国がなぜ軍備拡大をするのかという意図も比較的はっきりしているし、彼らがそれを「防衛」と呼ぶ理屈もはっきりしてるんだから、内政上はそういう分析の上で淡々と対策を用意しておけばいいのであって、国内向けの講演でもって漠然とした危機感で中国を非難しても単なる煽りにしかならん。まあ、明確に「台湾を攻めるつもりじゃないか」とか言っちゃうとカドが立つからボカしたのかもしれんが。