某日記

(前期)

平成19年9月2日(日曜日)

先週の査収物

オレたま ―オレが地球を救うって!? (1) / 原田 重光, 瀬口 たかひろ - 白泉社自重なタイトル。20XX 年 7 月。7 の月の恐怖の女王を睾丸に封印されてしまった主人公。つまり 7 月を乗り切れずに射精したら世界滅亡。そして、女王の下僕たちが主人公を射精させようとやってくるわけです。瀬口キャラでエロ全開ですよ奥さん。

週末

例の USB シリアルケーブルだけれども、さすが中華人民共和国製。台湾製でももう少しマシだ。ストップビットの扱いが怪しい、データが 8bit 以外の時はパリティをデバドラで計算しなければならん(たとえば 7bit パリ 1bit なら 8bit パリ無しに設定しておいて以下略)、とかそんな感じ。

デバドラできた。 ftp.netbsd.org:/pub/NetBSD/misc/tshiozak/misc/uchcom-00.diff.bz2

平成19年9月4日(火曜日)

査収物

エム×ゼロ(5) / 叶 恭弘

よろしく・マスター(2) / 筑波 さくら

今日

社名に泣く「中国食品工業」誤解され破産 - ここでもゆとり教育が深刻な影を落としております。いっそあの辺一帯を支那地方と呼ぶことにしたらどうか。

PRC について、漢字制限論者がもうちょっとだけ頑張って、「中国は漢字だからけしからんチャイナにしろ」とでも言ってくれれば、漢字制限論というのも少しは有益なものとして後世に讃えられたかもしれない。

そういや一本うどんってどっかで食えないのかなとぐぐったらでてきた。本郷。しかし要予約四人前からか。私はだいぶん前に村瀬忠太郎の本で読んで知ったのだが、池波正太郎が鬼平のネタにしてて有名だから説明するまでもないだろう(時代劇好きのくせに、鬼平のドラマは観たことがないし、原作も最近まで読破してなかった)。

なんか颱風が放浪しておるな。今週末夜行で出るのだが運休になったりしないか心配。夜行と言ってもバスだが。それより心配なのは、高山本線が復旧する前に流されたり、信越本線が復旧する前に崩れたりしないか、というところなのだけれど。

そうそう忘れていたが、信越線 9/13 復旧。秋の行楽三連休地獄に間に合わせた感じ。何はともあれめでたい。

しかし富山近辺のダイヤを見ていていつも思うのだが、北陸本線のやる気のなさは何とかならんのか。普通列車が特急列車とは全く無関係に走っているので、下り普通列車が富山を発車した数分後に富山止まりの下り特急が着いたりするのが常態になっている。18 きっぷ使ってると特急優遇に腹が立つことがあるけれど、そして、そういうときはブーブー文句垂れつつも(しかし私はむしろ嬉々として)特急で用を便ずるのだが、ここは特急に乗っても接続を取ってもらえないんだからどうしようもない。

平成19年9月5日(水曜日)

今日

気温は高くないが蒸し暑い。

前にも書いた通り、りぼんは s-manga.net の立ち読みチェックで済ませてるのだが、7 月に出た増刊を眺めてたら、なにわ小吉がかわいらしい絵の短篇を描いててビビる。 1 ページ目しか見てないから内容は分からんけど。

今月来月は買う漫画が多くて困る。来月は大手のみの不完全なリストで 22 冊。

平成19年9月6日(木曜日)

今日

警戒すべき疑似科学ワードのリストに「ナノ」が追加された。ちょっと、頭冷やそっか。

エスカレーターは「片側をあけない」のがマナー? - こんなのは、マナーだから良いとか悪いとかじゃなくて臨機応変で対応してもらいたい。

「歩いて登っても大差ないよ」ということをいう人もいるけれど、これは的外れであって、片側歩行というのはスループット不足に起因する渋滞を軽減するための知恵なんだよ。片側を歩行可能にするだけでスループットは控目に見て 10% くらい向上する。これは馬鹿にならない。まあこれには投機的な側面もあって、誰も歩行する人がいなければ 50% 低下するんだけども。そういう場合は勇気をもって両側に立ちなさい。

まあ、「危険だから止めなさい」というのももっともではあるけれど、その危険ってのも所詮、都市の過密というものが我々に強いる負担の一つに過ぎないので、その根底原因から考えないとどうにもならんよ。世の中、こんな単純そうなものでも、背景にはなかなか複雑な事情があるという一例。

ここまでは都会の話だけれども、郊外に目を移してみると、そういうところではスループットはあまり関係なくなるけれど、やっぱりエスカレーターの片側を駆け登って駆け込み乗車したりする人がいる。このへんは、一つには駅の形態が変わったというのがあるのかもしれない。どうせ首都圏なら 10 分もすれば次の列車が来るので待てばいいようなものだが、今の駅は、その 10 分を待つのが苦痛なように出来ている。待合室がないのはともかく、ベンチすら満足になかったりする。そりゃあ君、駆け込み乗車は無くならんよ。

田舎も徐々に都会っぽい駅になるけれど、駅は都会並でもフリーケンシーは田舎のままだから、余計酷いことになったりして。昔は埓の外から「待ってー」と叫べば待ってくれたようなところが、橋上駅舎でそれもできなくなったりして。已んぬる哉已んぬる哉。しかしだいぶ話がずれてきたな。

査収物

イノセント・ワールド(1) / 山田 デイジー

Kiss X sis(1) / ぢたま 某

ロリコンフェニックス(2) / 松林 悟

椿ナイトクラブ(7) / 哲弘

となグラ!(6) / 筧 秀隆

平成19年9月7日(金曜日)

今日

AMD Details Strategic Open Source Graphics Driver Development Initiative - 最近の世代の Radeon は X.Org にドライバが無くて、なかなか困った状況だったのだが、これでマシになるかしらん。いつ出るとも知れぬドライバを待つのは trident の頃から慣れている。

平成19年9月8日(土曜日)

昨日

八重洲南口からドリーム福井号。バスターミナルが暑くて乗る前からやられる。

ムーンライトと比べると、居住性ははるかにマシ。でも乗る前に暑いのと、常に発動機が唸っている点については、やっぱり鉄道のほうがなんぼかマシ。いずれにしても、出発日は寝台ですら満足に寝られない私としては、睡眠時間 2 時間程度。

今日

本州 35 都府県のうち 31 都府県は、東京の二大ターミナル(東京駅と上野駅)のうちのどちらかから出発する定期列車を使って一度も乗り換えずに行くことができる。行けないのは 4 県しかない。福井はそんな珍しい県の一つ。そんな事情で、関東から越美北線全線を乗り通しに行きたいのならばバスで出るのが一番効率が良い。

というわけで福井→九頭竜湖→越前大野。大野をブラついてからバスで勝山、えち鉄で福井に戻る。福井→富山。真酒亭のすみっこで大人しく呑んでホテルに戻る。

平成19年9月10日(月曜日)

9/9

富山→直江津→二本木→直江津→柿崎→柏崎→新潟

時刻表だけを見ていても、乗り継げるのかどうか分からない二本木における妙高 6 号から 5 号への乗り換え。しかし経験上、ここは絶対に乗り継げる。保険はかけておいたが。

実は、「えきから時刻表」を見ると着時が分かるので、これを見ると良い。でも遅れてるとあてにならんので、黒姫みたいなところでは乗り継ぎを試みたりはしないほうがよい。一度行ったことのある駅でないと危険。

んで代替バスで柏崎に出た。青海川は法面崩れっぱなしで補強してあるようには見えないんだが、あれで大丈夫なんだろうか。もう崩れきったから平気ということかもしれない。

柏崎駅前ではそれほど被害が目立たないけど、柏崎の市街地(駅から 500m ほど北が少し高台になっているのだが、そのあたり)に行ってみると結構ひどい。古い建物がいくつか全壊していたし、新しい建物も、建物自体は良くてもその前の道路が 30cm くらい沈下してしまっていたりとか。土産に明治饅頭買った。

くびき野で新潟。新潟泊。

9/10

新潟→米沢→福島→郡山→宇都宮→上野

べにばな 2 号で米沢。47+52。どうもべにばな 2 号で 28+58 を引いたことがないんだが、本当に充当されてるんだろうか。

米沢では坂町行き 1131D が 28+58 だったので一瞬折り返そうかと思ったが、新潟から東京まで新幹線にしないと夜遅くなるのでやめた。1 万円くらいかかるからな。肉食ってから普通列車で福島。しかし二両編成は短すぎるだろ。

福島からはロングシート二両編成。機敏な動きで跨線橋を渡って座った。郡山までほとんど寝ていたが、しかし最後まで立ち客がいなくならないくらいには混んでいた。

郡山に入線した時に、隣の島に黒磯行きがいるのが見えたが、これもロングシート二両編成で既にだいぶ席が埋まっていた。一時間立つのもバカバカしいので新幹線で宇都宮にワープ。

静岡県と福島県は 18 きっぷの鬼門なので諦めよう。JR に腹が立つというのももっともではあるけれど、そして実際腹が立つけれど、しかしそれはそれ、これはこれ。こういうところで金を出し渋るのをケチという(金が無いならしょうがないけど)。

どうしてもワープを最小限に抑えたかったら、板谷峠をワープで超えるか、あるいは福島-郡山をワープしても良かった。後者は、郡山から乗れる列車は変わらないのだが、在来線よりずっと早く着くので確実に座れる。どうも嫌な予感はしていたので、板谷峠を超えているときに後者もちょっとだけ検討していたのだが、しかしいずれにしてもやられるので、結果的には多少高く付いても郡山-宇都宮をワープするのが楽という結論に至る。まあこういうときは、そうと決まれば嬉々として新幹線に乗るわけですが。

うまいことに MAX やまびこ + つばさの編成が来たので、つばさの自由席に滑り込む。東日本の特急は喫煙車が無くなって座るのが楽になった。結果としてこれで上野到着が一時間早まった。

宇都宮から G 車。平日なので少々高いが致し方ない。牛肉どまん中を肴にビール。

今日

というわけで帰ってきたよ。

ステージクリアの Ab/Bb を最後の音だけ Abm/Bb にしてあるのはわざとなのです。昔から完コピより好みを優先する俺。

社会保険庁の職員の汚職が問題になっているけれど、こういうのは職員の綱紀粛正の問題であって、年金システムそのものといっしょくたに論じようとするのは乱暴だろう。

にしてもなあ、行政の監督責任は政府だけではなくて政治全体が負うべきであって、自民党だけを悪者にしようとする野党はどういう面の皮をしておるのだろうか。百歩譲って、その責任が政府にしかないのだとしても、そもそも 90 年代には 55 年体制の崩壊などでめまぐるしく政局が変化したから、主要政党では共産党を除く各党が多かれ少なかれ行政に関与していたはずだ。しかるに、最近まで問題が発覚していなかったということは、歴代与党がちゃんと監督できてなかったということになる。だから、この問題で監督責任という点について他党を批判する資格がある主要政党があるとすれば、それはせいぜい共産党だけであって、他の全ての主要政党はすべからく国民に頭を下げなければならん。まずはそこから始めるべきなんじゃないの? 国民を熱で浮かしてうやむやにするつもりかもしれないけど、筋はちゃんと通してくれたまへ。

もちろん、自民党が悪くないなんてことは全くないどころか、政党の中で責任の比率が一番重いのは自民党だとは思うのだけど、しかし「たまたま現在与党だったばっかりに、糞も味噌もいっしょくたにして責任を背負わされている」という側面もあって、その一点だけは同情に値する。

話は変わるが、テロ特措法はおそらく民主党の試金石となると思う。まともな頭があれば、国際的に(まあ主に対米関係だけれども)継続が期待されている物を二ヶ月前にどうにかできるわけがないということは分かるはずで(まあ本来は、延長できない場合というのは日米ともに事前に視野に入れておかにゃあならんのだが)、もしこれを本気で扱うつもりがあるのなら、たとえば「暫定的に六ヶ月延長しておいて、前半の三ヶ月間にちゃんと議論しましょう。そうすれば後半は撤退することになった場合の準備に充てられるでしょう」とか、そういう提案が出てこないとおかしい。もしそうではなくて、闇雲に反対を繰り返すだけだったら、やっぱり民主党は何も変わってない、ということになると思う。