某日記

(後期)

平成21年1月21日(水曜日)

今日

野嵜さん vs Linuxユーザ - そのころ BSD ユーザはこぞって MacOS X に移行した。(追記: soda さんによればちょっと前まで Linux ユーザじゃなくて FreeBSD ユーザだったらしいです)

しかし

Unix は進んだユーザーや開発者の為にある。
で茶を吹いたぞ俺は。野嵜さんの指摘は全くもって正しいようです。

まあ今時の Linux ディストリビューションならば、たぶんインストールして適当に使うだけならそれなりに簡単だろうし、野嵜さんの意見にも偏見はある気がするけれど、個人の感想なんだから多かれ少なかれそういう部分はあるだろう。細部の反論に頭をひねるより、なんでそういう偏見が持たれてるのか検討するほうに時間を割いたほうが有意義だろうなあ。

しかしなあ、X Window System に 10 年以上携わっている俺が言うのもなんですが、正直 X はウンコだと思うぞ。まああらゆるウィンドウシステムはどこかしら腐っているもんで、腐っていないのはどこにも存在しない「ぼくのかんがえたウィンドウシステム」だけだな。少なくとも、X のセレクションはおじいちゃん逃げて状態。この辺は Windows のクリップボードもあまり変わんないけど。MacOS は知らん。仕組み自体はそんなもんです。

平成21年1月22日(木曜日)

今日

メモリ4GB超え時代 - キャッシュにでも使ってください。うまいキャッシュアルゴリズムが重要な時代になりますな。

もっとも、そういうのは OS に頼りたいけど。私が mmap 大好きなのはそういう理由。

あたくし思えらく、確かに UNIX が一部の限られたユーザ(それを「進んだユーザ」と表現する気はしないが)の為の存在としてあれば、それはそれでどんなに楽であろうか。

ぼくのかんがえる理想の UNIX というのは、自分である程度制御可能な規模の OS であって、基本的にパッケージマネージャに頼らなくても完結した環境が得られるような存在なんだよなあ。これはたぶん、実用的なデスクトップ環境を装備した OS とはほとんど相容れないと思う。というか、X11R7 すら自分でソースからコンパイルしてインストールするのが容易ではない世の中だもの。

平成21年1月24日(土曜日)

今日

うちには ST3750330AS が一台と ST31500341AS が二台あるのだが、前者が SD15 ファームウェアだったので SD1A にアップデートした。後者は CC1H なので問題ないらしい。

todr の sysctl 化なんですが、まあそれ単体の必要性はともかく、どうも VMWare の時間修正に使うには向かなそうなのでやめました。

というのもですね、VMWare の RTC はホストの RTC を直接参照するんじゃなくて、何かワンクッション入っているっぽいんですよ。たとえば、VMWare 上の NetBSD で date コマンド叩いて RTC を書き変えると、もちろんホストの RTC には影響しないのだけれども、ゲスト OS から読み出すとちゃんと書き換えが反映されてるように見えて、ホストの RTC とズレた値を返すようになる。その影響はリブートしても残る。リブートどころか、仮想マシンの電源を入れ直しても残ってる。たぶんサービスを再起動すればリセットされると思うけど。

なので、何かの拍子で仮想マシンの RTC が狂うと、ずっと狂ったまんまってなことになる。仮想マシンの RTC がどうやって時間管理してるかなんて怪しいから、特にサスペンドがらみのところで不安が残る。よって、vmware-synctimed みたいな手法でホスト OS の時刻に強制ロックした方が堅牢だな、という結論。

なんか vmware-synctimed が気に入らないと思っていたのだが、理由が分かった。ピュア UNIX 人間の独善的価値観においては、「ホスト OS の現在時刻を表示するツール」と date(1) を組み合わせるのが正しい方法であって、「ホスト OS の現在時刻を取ってきて settimeofday(2) するツール」は邪道なんだな、うん。

平成21年1月25日(日曜日)

今日

JR西、終電早めます 最大20分 運転士の体調に配慮 - 人増やすっていう発想が最初からないんだねえ(まあこの場合詰所の増強も必要になりそうだけど)。ちょっと前まではそのツケを乗務員に回してたわけで、それがなくなったのは良いとしても、なんというか、例の事故をこれ幸いとばかりにサービスダウンの言い訳にしてるようにも見えるんだよなあ。東や東海と比べて経営が苦しいのは分かるけれども。

clock_settime(2) ですが、どうせ NetBSD では clock_settime(CLOCK_REALTIME, ...) と settimeofday(...) が等価なので以下略。

平成21年1月26日(月曜日)

今日

某所から FreeBSD をクラッシュできるコマンド - たぶん dd if=/dev/zero of=/dev/kmem としたほうが速い。おそらく即死するので試さない方がいい。ちなみに、伝統的にはルートパーミッションは必須ではなくて、スペシャルファイルへのアクセス権限があれば一般ユーザでも開ける。今時の UNIX はもうちょっとチェックしてるかも。

メモリデバイスの潜在的脆弱性というのは太古の昔からの known problem なので、たとえば 4.4BSD ならば securelevel を上げると使えなくなる。しかし、未だに使ってるソフトもあるので難しい。

昔は ps(1) すら /dev/mem を開いて情報を取っていた。こういう方法は、クラッシュダンプコアとライブコアをほとんど同等に扱えるという(如何にもピュア UNIX 的な)メリットがあるけれど、ps を setuid-on-exec ないしは setgid-on-exec しないといけなかったりしてセキュリティ的に胡散臭い。最近は sysctl を使うようになった。そういう感じで、トータルの流れではメモリデバイス使うのをやめようって方向には進んでいるけれど。

平成21年1月27日(火曜日)

今日

観てる今期アニメ:

  • MAJOR: 清水さんかわいいよ清水さん。
  • まりあ+ほりっく: 真田アサミいじめ。平野綾だったらどうなっていたことか。YMO に思い入れは無い。というかテクノ苦手。寮長先生がハリネズミ君にしか聞こえない。
  • 宇宙をかける少女: ギップル自重。深く考えずに観ればおもしろい。

定額給付金の寄付呼び掛け 茨城県医師会、民主候補に献金 - 本当に困ってる人に使うべきだと思ってるなら本当に困ってる人にでも呉れてやればいいのに。医者ってのも発想が歪んでるんだねえ。

給付金に賛成するか反対するかはともかく、一度給付されると決まったら、決まったことは決まったこととして、せいぜいそれが最善の効果を生むように利用するのが建設的な態度ってもんです。その趣旨のとおりパーっとうまいもんを食うためにでも消費するのが、巡り巡ってみんなの為になるのでせう。自民党を困らせる為に貯金してやろうとかみんすに献金してやろうとか、ああなんてケツの穴の小さい。

平成21年1月28日(水曜日)

今日

/dev/kmem - そうか kmem ってマップされてないところはアクセスできないんですな。失礼しました。

平成21年1月29日(木曜日)

今日

ソマリア沖海自派遣の準備を指示 防衛相 - 結局自衛艦派遣か。短期なら海保でもしきしまあたりで何とかなるんだろうけど、日本近海は日本近海で大型巡視船の類は(自衛隊が動くといろいろ問題があるようなところで)重要だし、もともと海保にはあまり余裕がないからのう。

自衛隊を派遣することありき、と言うけれど、じゃあ逆の立場の人間はといえば、自衛隊を派遣しないことありきなわけで、あまり変わらんよな。自衛隊派遣に反対する立場であっても、現実を考えれば「今回は譲歩するから、将来のシーレーン警備を見越して海保の機能強化を約束しろ」ってな方向に持っていくのが正しいのになあ。たぶん、自衛隊派遣に反対することで政府を困らせたいだけなので、どうすれば自衛隊派遣しなくて済むのかっていう筋道を考えようとしてないんだろう。

ポインティングスティックを何と呼ぶか問題。ひょっとしてクリポって呼んでるの俺だけか。

平成21年1月30日(金曜日)

今日

素朴な疑問なんだが、指定席特急券の指定列車に乗り遅れたら後続列車の自由席に乗れるって規定があるけれど、あれってひかり/こだまの指定席からのぞみの自由席に乗り換えられるんだろうか。

質問サイト見ると OK って書いてあるのだけれども、一次ソースがないんだよね。自由席の場合、料金自体はのぞみも同額なんだが、これは効力の問題なので、料金が同じだからといって使えるとも限らない。

東海道新幹線で自由席特急券を買うと、上に「新幹線自由席特急券/のぞみ特定特急券」とわざわざ明記されているとおり、この自由席特急券にはあらかじめのぞみ特定特急券の効力が付加されている。一方、当然ひかりやこだまの指定席券にはのぞみ特定特急券としての効力はないから、のぞみには乗れないんじゃ、という気もする。