.スーパーでお買い物をして、買い物カゴをふらふらさせながら歩いていたところ、 頭の上から「おーっほっほっほっ」という笑い声がしました。
.びっくりして見上げると、木の上には全身黒ずくめの女の子が立っていました。 驚いたことに、背丈や顔がわたしそっくりなのです。 違いといえば、着ているものが全身黒ずくめなのと、 目つきが悪いことくらいでしょうか。
.「あなたは誰?」と訊くと、その女の子は、 「ふふふ、私は小烏。 あなたのお兄ちゃんを私のお兄ちゃんにするためにやってきたの」 と答えました。 わたしは驚いて、 「ふ、ふにゅ〜、お兄ちゃんはわたしのお兄ちゃんだから、駄目だよぅ…」 といいました。
.「そう…それじゃあ仕方ないわね…」と言って、 小烏ちゃんがふと横を見ると、その視線の先にはわたしを見つけて 手を振りながら走ってくるお兄ちゃんがいました。 何かよからぬことを企てているようです。
.わたしは「ふにゅ〜、お兄ちゃん、来ちゃダメー」と叫びましたが、 お兄ちゃんには聞こえていないようです。 「お兄ちゃん、来ちゃダメッ、ダメだよぅ…」
.…
……
………
.という夢を見ました。ふにゅ〜…。