某日記

(前期)

平成13年12月2日(日曜日)

金曜日

休暇をとって、床屋と、買い物に出かける。

土曜日

結婚祝賀パーティ。おめでとう。

そのあと、ロボ + ケモーンとでアキバ。 二人が薦めるままに、お買い得ゲームを 3 本ほど買う。

そのうちの一本、「ラストシーン」。 プロローグの「ぐはぁ(吐血)」とか女神とか悪魔とかメトロノームとかで大爆笑。 13 個ほどエンディングを見て寝た。

今日

ドトール→ミスドとハシゴ。

帰ってきて、フリーの mpeg audio デコーダの調査。 BSD 風ライセンスのを探してるのだが、dist10 が AS-IS なのを除けば、 GPL か non-commertial free かどっちかしかないね。 でも、dist10 はドキュメントで「使えねー」と自ら宣言してるように、 メタクソに遅い。 サブバンド合成のところだけ改造すればそれなりに速くなりそうだが。 あと、mpeg123 付属の軽量版が LGPL やね。

OS かアプリか

うーん 、 そんな単純な話でもないと思うんですけど…。 千熊屋さんの意見は、結局は 「bind は単なるアプリケーションである」 と言いきってるに等しいですが、それは 「bind 経由で Lion ワームに感染するから Linux/UNIX はダメだ」と 言いきるのと同じくらい極端なんじゃないかと思います。 私には、どっちも正しいとは思えない。

ちゃんと書くと長くなるので省略。

まあ、/.J あたりの一部の人々の MS/Windows 批判はバカだと思うんだけど、 それと比べると この意見 はそれなりに理解できるし、 深く読めば「bind は単なるアプリケーションである」 と無責任にも言いきってしまう立場に対する 批判にもなってるんじゃないかと思います。 「どこまでが OS でどこまでがアプリケーションなのか」 という問いに対して、誰も明確な答えを与えることができない現状 を考えたら、この批判を正しいと思うか間違ってると思うかは、 もはや考え方とか程度の違いでしかないんじゃないのかな。

平成13年12月3日(月曜日)

ふにゅ〜…

ダイエット中なのに、おみやげの 551 蓬莱の豚まんを食べてしまい、自己嫌悪…。

ううむ

いくらなんでもあれは酷い言いがかりだよなぁ…。 客観的に見て、何も案を出さずにいちゃもんつけてるだけの人と比べたら、 ちゃんとアイディア出してる人のほうがはるかにましだと思うんだが。 まあ、しらいさんはああいう芸風の人だから、 しらいさんの名前を見ただけで頭に血が上る人もいるのかもしれないが、 そういう感情を自制できないような妙な心理状態のときは、 何も考えず素直におとなしくしてるのが自分および周囲のためだと 思うんだがのう。 まあ、自分がそういう心理状態になったときに、 それを自覚できれば苦労しないのだが。

ちなみに、12/6 は遠くて行けないし、 12/7 はすでに別方面の宴会を入れてるのです。 それに最近、あまり大人数のところには出る元気がない。

まあ、私も一時期、「行動する人間が一番えらい」とか思ってた時期もあるけど、 ある時期、それは他の立場というものに目が向いてない、 単なるおごりだってことに気づいたんだよね。 「動く気のないやつは意見を言う資格なし」なんて切り捨てるのは、 なんというかコミュニケーション不全の一言に尽きてると思う。

まあ「動く気もないのに無責任なことをいいやがって」 って思う心情的な部分は理解できなくもないけどもさ。

こういう場合、 一番のベストは結局黙ってることなんじゃないかと思うんだけど (「黙ること」は立派なコミュニケーション手段の一つ)、 どうしても言いたいことがあるんなら個人メールにしてみるとか 配慮するべきことはあっただろうに。そういう配慮を欠いてるから、 私の目には「無責任な意見を言う」ことと 同程度に自分勝手な行為としか映らなかった。 たとえその人が別のところでどんなに自発的に行動してる人でもね。

あるいは、「やる人がいれば出る」という意見や、 この日記での 私のつぶやき と比較して、その無責任さにおいて特別な差があるとも思えないんだよね、 しらいさんの意見は。 やっぱり、しらいさんの芸風に対する個人的な感情がないといったら 嘘になるんじゃないですかね?

今回のことで一番えらいのは、文句も言わずに幹事引き受けてる 波田野さんだと思う。

某メーリングリスト読んでない人にはわからんネタで済まんね。

平成13年12月4日(火曜日)

わはは

SSD Linux 。 「普通な Linux ユーザーの皆さんは不幸になるだけですから、 決してお試しにならないで下さい」だって :D

入れてみたけど、これいいよ :D

ただし、instead が insted になってたり、toggle が 軒並み tolge になってるのはご愛敬>sysinst 。 ちなみに、昔の NetBSD ほどインストールはハードじゃないっす。

tar

Super Text か何かで xvf がインプリンティングされた後、 深く考えずに前に z つけて zxvf 。

平成13年12月5日(水曜日)

平たく言えば寝坊

体調不良により半休。

体調不良の割には、出社時には石丸とおにぎりの袋を抱えていたのであった。

わはは

年末年始が近づくと、award ものが多くなってくるね。

「Linux ML オブザイヤー を決めるぞゴルァ!」投票所 。 個人的には、某.co.jp に勝るものはなかったね。

日記界 2001年流行語大賞ケテーイ投票所 。 午は今年じゃないぞ。ヲレが去年 oresama.org 方面の ML で使ったのが最初。

買ったもの

こんなかんじ:

  • シュガーサウンドトラック
  • The man with the guiter / 高中正義
  • The 24th. street band
  • 桜 / ZABADAK
  • Pieces of the moon / ZABADAK
  • Stories / ZABADAK
  • 逸脱

シュガーは迷ったけど買った。 高中正義の新譜はスタジオライブ収録なのだが、メンバーがすごい (後藤次利(b), ノブ斎藤(perc), 山木秀夫(dr), 林立夫(dr), 南部昌江(kbd), 松本圭司(kbd), EVE(cho))。ツインドラムツインキーボード。 やっぱり後藤次利のベースはいい。 日本でここまで個性的でファンキーで歌心のあるバッキングを 取れるベーシストは後藤次利の前にも後にも出てきてないと言っても 言い過ぎではないと思うぞ。 プロデューサなんてつまらん商売に転身したのは日本の音楽界の 損失といえよう(ぉ。 24 丁目バンドは持ってなかったから買った。 ZABADAK は 3 枚 20% 引きセールの棚にあったのでせっかくだから買った。 「逸脱」は一部の人々が面白そうにやってるから買った。

ところで、石丸通貨廃止らしいぞ。来年頭からポイントカード制に移行。 いままでは実質的に完全一割引 (つまり通貨利用時もその分を引く前の金額の一割が通貨で戻ってきた)のが、 今度からは「ポイントカード利用時は利用ポイント分が還元対象外」 になってしまった。うーむ。 そのかわり、家電とかでもポイントが付くらしい。でも、石丸で家電買わんしな。

平成13年12月6日(木曜日)

そうえば

リナックスカフェ。昨日秋葉行ったときに、 あのブロックは行ったけど、表通りを素通りして以下略。 ちょっとクレバリーにでも寄る甲斐性があれば寄れたのだが。

プロントは 、 個人的にはそれほどいい印象がない。 というか、プロントといえば夕方から飲み屋になるので有名なのだが、 ご多分に漏れずそこのプロントも飲み屋になるそうで、 昨日はどこぞのオヤジが飲んだくれてた、という目撃証言も。 夕方からカフェインを燃料にしてコードを書くのが正しいハッカーの 姿勢であることを考えれば、いまいち使えないと思われ。 アルコール燃料で書いたコードは後で頭を抱える。

京都のほうに行くと夜になっても喫茶店だった、というメールが。 あと、プロントはたしかにパスタがそこそこうまいです。

標語

「IPv6 なら BSD」「組み込みなら BSD」「日本人なら BSD」 今の BSD の利点を突いた標語。

大きなグリフ

フォントキャッシュのサイズを増やしましょう 。 xfs なら xfs の config に書きます。 私の知ってる問題なら、これで直ります。

X サーバ的には、「キャッシュのパージをしない」 以外に完全な解決策がなかったりして。 libfont のインターフェースを変更すれば可能。

平成13年12月7日(金曜日)

WebCam

んー 、 OV511 な CMOS カメラは Linux だと ov511 ドライバで使えます。 秋葉でわりと売ってます。ただし、画質は CCD と比べてかなり落ちますが。 infocam も OmniVision のチップらしいのですが、 ov511 ドライバで使える代物かどうかはわかりません。 試せ>どっかの勇者。

私がニセで使ったのは、Novac の Catch Eye という製品。 ただ、ちょっと高い。Linux 上の使用という話だと、 uhci なら普通、ohci だと今ひとつ。

BSD だと、ugen 叩いて吸い出すアプリがあるとかないとかいう噂を 聞いたような聞かなかったようなうろ覚え妹選手権。

買ってバラした沖さんによると、 infocam も CCD じゃなくて CMOS センサ + OV511 だそうです。 CMOS センサのくせに画像がきれいやな。

OV511/OV511+ Capture for FreeBSD/NetBSD 。 Linux のソース流用してるらしく、GPL 。ugen 叩きます。

まあ

「うちくらいの会社はごまんとある。うぬぼれるな!!」と言って飛び出すのも手 。 率直に言って、gu4 さんくらいのエンジニアはごまんとはいないとは思う。 まあ、不景気のときは、会社というのは強気(というか被使用者に対して傲慢) になるもんです。

結局、会社に対する貢献とか、そういう考え方は古いんじゃないかと。 それは、会社と心中する考え方。終身雇用の時代ならそれでいいけどねぇ。 今の我々の業界の現状を考えた場合には、 我々労働者は、労働報酬に対する対価としての労働を会社に対して 提供してるに過ぎない、と考えるのが適切。企業側がそういう意識を持てないと、 その会社にはろくでもない人材(=会社と心中するつもりの人々)しか残らないし、 労働者側がそういう意識を持てないと、沈み行く船と運命を共にすることになる。

逆の話

昨日は昨日で、BOF 中継で 「フリーソフトウェアに対する対価を払いたいときはどうすればいいか」 なんて話をしてたな。

フリーソフトウェアには、ふつうは対価はいりません。 むしろ、対価を出すことが失礼な場合もあるかと。 これはフリーソフトウェアじゃないんだが、一つ例を挙げると、 hauN.org はけんとさまが実質フリー(無料)でサービスを提供してるけど、 本人は「自分の能力を安売りするつもりはないから対価はもらわない」と はっきり言ってるしのう。

あるいは、寄付にしろ、対価にしろ、税金のことまで考えると、 ちょっとうざいこともあるわね。

本来のフリーソフトウェアの成り立ちを考えたら、 利用者は最低限作者のじゃまをしない程度の配慮があればいい。 作者のほうも「使ってもらうだけである種の貢献だ」 と思うのが正しい姿なんじゃないかのう。

オンラインソフトのことは知りません :D