某日記

(後期)

平成19年7月22日(日曜日)

先週の査収物

超☆お素敵ダーリン(2) (花とゆめCOMICS) / 藤崎 真緒 - エロエロ。

REC(7) (サンデーGXコミックス) / 花見沢 Q太郎 - 赤母登場。

神様ドォルズ(1) (サンデーGXコミックス) / やまむら はじめ - 妹いいよ妹。

双月巫女(3) / アキヨシカズタカ - 完結。

昨日

甲子温泉行ってきた。

今日

ドトールでマターリ。

平成19年7月23日(月曜日)

今日

麻生氏失言:政権タガ外れ露呈「安倍後継」レースに影響? - 気違いじみた言葉狩りは困ったもんである。

「差別用語を使う奴は人権意識が無いから信用するな」なんて、報道業界のおためごかしを信用してはならんぞ。信用できないのは、無定見かつ手抜きな自主規制を行っている方だということを、彼ら自身よく分かっている。彼らにとって言葉狩りというのは、それを糊塗しつつ他人を攻撃できる一石二鳥の方法だということを、私たちはよくよく理解しておくべきだと思う。

まあでもタロサも少々脇が甘いというか、こないだのアルツハイマーうんぬんは、純粋に正しくないという意味でどうかと思うけど。

医療の進歩 - あたしゃ個人的には、現代の人権意識と照らしてみて、日常的に行われている最も非人道的なものの一つは経膣分娩だと思うんだけども。一度でも出産のビデオを見たことがあれば、出来ることならばこんな痛そうなことはやらないほうが良いと思うのが最もニュートラルな感覚だと思う。

しかしながら、帝王切開は経膣分娩と比べて母体のリスクが高いという説と、これを否定する説とがあって、なかなか難しい。結局、しかたがないということで母親に負担が全部行くことになる。

最終的には個人の判断ではあるけれど、宗教じみた社会的圧力によって正常な判断を行う機会が失われているとすれば、なんと悲しいことよ。

あらかじめおことわりしておきますが、こういうような質問には答えかねますので御了承ください: じゃあ破k(ry

平成19年7月24日(火曜日)

昨日の査収物

宙のまにまに(3) / 柏原 麻実

ケンコー全裸系水泳部ウミショー(6) / はっとり みつる

ジパング(30) (モーニングKC) / かわぐち かいじ

href="#" onclick の悪習

未だに

<a href="#" onclick="...">検索</a>
とか書いているサイトがあるけど、そろそろやめようぜ。

NN3 とかが幅を効かせていた時代はしょうがないとして、いまどき

<span style="cursor: pointer" onclick="...">検索</span>
とかにしよう。

平成19年7月25日(水曜日)

今日

食糧難解決のカギは紙? ―「紙とセルロース(植物繊維)」― - セルロースというのはデンプンの異性体なので、加水分解すればグルコースやグルカンが得られるのだけれども、化学的に非常に安定な物質なので難しい。でも、世の中セルロースを得る手段はデンプンを得る手段よりも豊富なので、安価で省エネルギーな方法が見付かれば、これは期待ができる。

紙の主成分はセルロースなのだが、セルロースは食物繊維の一つでもあるので、段ボール肉まんを食べるとお通じが良くなるのかもしれない。

メディアに創られた「参院選の争点」 - 珍しくオマニーに良い記事が。

今回の選挙は、社会主義者である以上に現実主義者であるわたくしとしましては、政策的に嫌いではあっても実務的な意味で政権を任せられる唯一の党であるところのあそこに入れるしかない。

選挙区はそっちに入れるとして、私としてはもう一つ、赤ムーミンを党首討論の場で見てみたいという純粋な(=興味本位の)気持ちがあるので(こないだは赤ムーミン谷と犬猿の仲の煎餅学会の圧力で潰れてしまったし)、死票が少ない全国区では赤ムーミン谷に入れようと思う。

最近中公文庫に入った「恋日記 / 内田 百間」を読んでいるが、こっぱずかしくてアレ。

「切にこの帖が今より数年数十年の後否只成功すれば数日、数日の後取り出して清さんに見せ共に笑ふの時来らん事を願ふ」「此帖には成功の日ニハ清サンニ見セテ共ニ昔ヲ楽ムノ資ニ供セントスル一目的ヲ以テ筆を取る〜(用字及仮名遣は文庫ママ)」と書かれてあるやうに、元々人に見せる事を前提として書かれてゐる文章ではあるけれど、後の名文章家の片鱗は充分に見られると思ふ。

然し其れにしても此れは読んでいる此方がこつ恥づかしい気持ちになる。私だつたら此のやうな日記は人には見せられぬ以前に最初から書こうとしないところだが、当時十代の百間は此れを「成功の日ニハ清サンニ見セ」ると言ふ。気になるのは、実際にこれを見せたのか如何かといふことだ。

ちなみに、百間は数年後に「清サン」と結婚するのだけれども、結局その後の借金地獄やらなんやらで別居することになるのは周知の通り。人生難しいものだな。

なぜプログラマーの人などは「うぃ」と返事をする人が多いのか? - そういえば宇井さん元気かな。

平成19年7月26日(木曜日)

今日

昨日から微妙に喉が痛い。

信越線(柿崎-柏崎)は 8/10 までの運休が確定。復旧時期は已然未定。一方で柏崎-宮内は 7/30 復旧。犀潟-柿崎は既に復旧済。

vmstat -s で active/inactive pages が表示されなくなったのは、もちろんコード上は意図的ではあるものの、pr にファイルしとくべきことなのかもしれない。不要だからという理由で消したんじゃなくて、pdpolicy の実装によって取りにくくなったから消しただけのように見える。

まあ、原理的にポリシー依存の情報ではあるので(伝統的なページアウトアルゴリズムが active/inactive を利用しているから収集されているのであって、ポリシーによってはそもそも収集されない)、ポリシー依存の情報を扱うための方法論から考えないといけないから難しいんだけど。でも、伝統的アルゴリズムにおいて基礎になっている情報でもあるので取れるべきではあるやね。

平成19年7月27日(金曜日)

査収物

ないしょのつぼみ-めばえ / やぶうち 優

快感温度n℃(2) / むつき つとむ

くすりゆびひめ / 高宮 智

ALMIGHTY×10(4) / 水都 あくあ

でじぱら(2) (電撃コミックス) / 高木 信孝

1年777組(4) / 愁 一樹

機工魔術士-enchanter(14) / 河内 和泉

日常(1) / あらゐ けいいち

買い忘れ:

瀬戸の花嫁(13) / 木村 太彦

吾輩は嫁である。 / タアモ

今日

少し前のネタだが Press Release: NetBSD hires Andrew Doran for full-time SMP development - HT 登場以降、NetBSD としても SMP に対して本腰を入れざるを得なくなっているのです。それにしても newlock2 の同期プリミティブは実にプリティでござるよ。

UNIX Internals を読んでたら lost wakeup problem (ウェイクアップ喪失問題)というのが出ていたけれども、これはまさに wakeup-before-sleep problem そのものだな。

条件変数は少し汎用的すぎるような気もする。単純な I/O 完了通知くらいだったらこんなのが便利:


実はこれは二値セマフォの変形なんだが。実用にするためにはもうちょっと考えた方が良いと思う。 

カーネルプログラミングでは、時にみみっちいことを考える。上と同じことをやるのに、次のようにしたくなるのがカーネルプログラマの性なのである:


フラグも mutex も使いまわさないと気がすまない。可読性を考えると良くない習慣ではある。もっとも、特に後者に関してはしょうがない部分もあるけれど。 

一方で、上の P/V インターフェースを用意すると、機械的に覚えなければならないことが増えるという欠点がある。ただ、今回の後者の場合には、そもそもこの「イディオム」を知っていないと正しく読めないわけで、要求される知識の量はむしろ後者のほうが多いのかもしれない。機械的暗記を嫌うのはハッカーの美徳でもあるけど悪い癖でもある。

平成19年7月28日(土曜日)

昨日

暑くて寝られん。というわけでこれ書いてるのは論理的には 7/27 の 34 時。

やぶうち祭りの四冊の中では、今回のないしょのつぼみ-めばえが一番の快挙であるといえよう。もうコミックスには入らないんじゃないかと思っていた少し古めの読み切り三本が入ってる。そう、そのうちの一本は、某日記の熱心な読者であればご存じのアレですぜ。これでコミックス未収録の読み切りは無くなったはず。

それでもページ数が足りなくて、同人誌から「もうあうことのないきみに(原題:もう逢うことのない君に)」を持ってきてる。これは季刊 ChuChu 時代のフレーバーの話なので、本当なら「恋を奏でる季節」の方に入れたほうがしっくり来ると思うのだけれども、半端な余りに 16 ページというのがちょうどよかったのだと思う。

それにしても、こういう場合、表題作すらコミックスに入るかどうか怪しいので、ひとえにないつぼ人気さまさまだと思う。こうの史代センセイの夕凪の街桜の国と同じだな。ないつぼにしろ夕凪の街〜にしろ、私はそんなに高く評価はしてないのだけれども……、といったあたりも似ている。

話が大きく飛ぶけれども、いわおかめめセンセイもですね、何でもいいから大ヒットを飛ばすと「くるくるりんね」がコミックスになったりするんじゃないかと思うので、頑張って欲しいなあ。

平成19年7月30日(月曜日)

今日

上司が夏休み。

私は未だに開発の専門職なのだが、他にサポート要員がいないので、私が顧客サポートに回ることになる。しかし、サポート要員が上司一人しかいないってのはそもそも体制としておかしいんじゃないのかと思う。

開発の人間が長期休暇に入っているときに、緊急の開発案件を打診されたとしても、サポートの人間を開発に回すことにしてそれを受注するのは無茶でしょう。逆だって本来は無茶なのですよ。こういうところで私が個人のスキルでもってきちんと対応してしまうのが良くないのかもしれない。仮に、能力的にできないってことにしてしまえば、二度と任されることはあるまいが。

出社したら NetBSD マシンが腐っていた。どうも今のカーネルにしてから、長い間起動しっぱなしにしておくと全部のプロセスがロックしてしまうような感じ。これで二回目。

/var/log/messages を見ると、点検停電のあと 5/21 に起動し、 6/28 を最後に syslog のリスタートが起こらなくなる。 7/2 に DDB からリブート。また 7/27 を最後に syslog のリスタートが起こらなくなる。そして今日 DDB からリブート。ちなみに 4.99.19 。

一郎君だったか直人君だったかが「メディアを通じて有権者の方々にお礼申し上げたい」と言っていたが、「メディアを通じてマスコミの方々にお礼申し上げたい」の間違いではないのか。

「二大政党制では、より上手く相手を dis った方が勝つ」という法則があるような気がする。今回のように、とりたてて大した争点の一つもない選挙では特にそうなんだろう。

それにしてもマスコミはよっぽど前の選挙で輿論誘導がうまくゆかなかったことが悔しかったと見える。今回は選挙時期が遥か前から分かっていたから準備万端という感じだったな。マスコミは何だかんだで時間と目標を与えてやるとちゃんと仕事をするだけの優秀さはあるらしい。

マスコミは前回の選挙を「小泉劇場」と称していたが、これは厳密には「マスコミ劇場小泉座公演」の間違いであって、演目には何でも口出しができると思っていた劇場主が座頭に出し抜かれたに過ぎない。

にしても、晋ちゃんは、淡淡と実務をこなすのもいいけれど、もう少し党全体の人気の事も考えたほうがいいんじゃないかしらん。いくら参院がいろんな意味で要らない子だと言っても、結局リーダーシップの源泉は数の力より他にないのだから。